白髭神社

白髭神社二之鳥居 神社仏閣
白髭神社二之鳥居
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和元年葉月吉日、川越市大袋の白髭神社を訪ねました。

白髭神社石柱
白髭神社石柱

畑があり、民家があり、のどかな所にあります。

白髭神社一之鳥居
白髭神社一之鳥居
白髭神社二之鳥居
白髭神社二之鳥居
白髭神社社殿
白髭神社社殿

由緒

祭神
猿田彦命
清寧天皇
永禄年中(1558~1570)勧請
慶應四年(1868)本殿造営
川越市指定有形文化財建造物
南向きの神社です

白髭神社案内板
白髭神社案内板

本殿

本殿覆屋には細かい金網が。。。こんな時は iPhone カメラが活躍します。

白髭神社本殿覆屋
白髭神社本殿覆屋

胴羽目

東側は 須佐之男命の大蛇退治。珍しくここのはではなく本当の大蛇です、と思ったけど良く見れば、頭は蛇だけど足もあるし背びれもあるなぁ。

東面胴羽目
東面胴羽目

背面は天岩戸。

背面胴羽目
背面胴羽目

西面は案内板では 源頼政のヌエ退治 となっていましたが、これはどう見ても 大己貴命の大鷲退治 ですね。諸説ありますが一般的にヌエは頭が猿です。

西面胴羽目
西面胴羽目

因みにこちらは埼玉県越生町の大宮神社の大己貴命。人物の構図がほぼ一緒ですね。という事は彫師は小林一門三代目 小林丑五郎って事かな。大宮神社の方も推定って事みたいですけどね。因みに大宮神社の他の胴羽目二面もここと同じ題材です。

大己貴命
大宮神社胴羽目の大己貴命

脇障子

脇障子は案内板によると唐獅子牡丹獅子の子落とし。裏側も彫ってはありますが、正面から見る構図のようです。

本殿背面
本殿背面

多分、東側が獅子の子落としでしょう。

本殿東面
本殿東面

10月14・15日に行われる祭典の際には拝殿の扉が開放されて、本殿を正面から見る事ができる様です。

土俵

拝殿正面には土俵がありました。ここでは神事としての相撲が昭和三十年頃まで行われていたそうです。

神楽殿と土俵
神楽殿と土俵

刺青師・龍元

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