令和四年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第十五社目、福島県泉崎村の関和神社に参拝しました。


どうやら雪の上には私の足跡だけ。ちょっと嬉しくなります。

長和年間(1012-17)勧進
寛徳元年(1044)現在地へ遷座
明治元年(1868)社号改称
御祭神 大山咋命


向拝の龍です。彩色されていた様です。割れてしまった向拝柱には鎹が打ち付けてあったと思われますが、失われています。ちょっと心配です。

御本殿右面。

胴羽目は犀。胴羽目に大きく犀というのは割と珍だと思います。

脇障子は山鵲。

木鼻の獅子。

御本殿背面に廻ります。

胴羽目は鷹です。

木鼻の獅子。阿形。

御本殿左面。

胴羽目は鯉の滝登り。3面全てに波が彫られていますね。それほど火事を恐れたのでしょうか。

脇障子はこちらも山鵲です。

向拝の龍。


胴羽目は薄目の板にあっさりとした彫り物。縁取りも大きく取ってあります。この辺りの特徴の様です。
刺青師龍元
015(2022.01.28)
コメント
onijiiです。
胴羽目に鯉の滝登りも初めて見ました!
いつも脇役の犀や鯉が主役になってる!!
これは珍ですね!!!
いつもの脇役が主役になってる珍しい例と考えれば、ここも貴重な作例の一つですね!