川のそばに鎮座する [川岸町諏訪神社と相殿の稲荷社] 群馬県

川岸町諏訪神社 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和三年四月、群馬県高崎市の川岸町諏訪神社に参拝しました。

川岸町諏訪神社
川岸町諏訪神社

延長三年(925)勧請
宝暦年間(1751~64)現本殿造営

川岸町諏訪神社案内板

案内板によると、何やら海老虹梁の葡萄に栗鼠が特筆の様ですが、内部は暗くて良く見えません。案内板に書いてある様に、御本殿が三基あるのは何とか見えます。

川岸町諏訪神社

真ん中の御本殿が諏訪神社でしょう。カメラのISO感度を目一杯上げて。。。向拝中備には龍の彫り物がありました。唐破風懸魚げぎょは魚です。拡大してみてもヒゲがないので、鯉ではないかも知れません。

向拝の龍

裏へ回ります。

川岸町諏訪神社

右面。ほんの1〜2センチの隙間があったので中を撮ってみると、社が並んでいるのが写りました。手前に見える小さな社には彫り物は無く、その奥の大きめの社には彫り物がある様ですが、良く見えません。

大杉社

案内板には『右に大杉社、左に稲荷社』と書いてありましたが、向かって右なのか御本殿の右なのか、これは人によって違ったりします。でも写真を見せながら右と言えば向かって右の事だと思うので、こちらが大杉社なのだと勝手に解釈します。

背面には全く隙間がありませんでしたが、左面は窓から中を覗く事が出来ました。こちらは稲荷社なのでしょう。

稲荷社

胴羽目は福禄寿と大黒天。

福禄寿 大黒天

海老虹梁は龍でした。この位置からは諏訪神社の海老虹梁は見えませんでした。

海老虹梁の龍

苦し紛れに上部も撮影。懸魚には応龍がある様です。感度を目一杯上げているので明るく見えますが、本当は暗いです。

稲荷社 妻飾り

腰羽目と四隅の持ち送りは波です。中々良い波です。

稲荷社腰羽目

波間には魚がいますが、鯉にしては頭が大きいし頬に鱗があるので、これは鯛かも知れません。

手を伸ばして奥の方を撮ってみたら、隣の諏訪神社の胴羽目が少し写りました。どうやら唐子がいる様です。

諏訪神社胴羽目

まずまずの収穫としておきます。

刺青師・龍元

061(2021.04.24)

コメント

  1. onijii より:

    onijiiです。
    探求道も大変ですね。お疲れ様でした。
    知らない人が見ると、なんか怪しい人が
    中を窺がっているぞと思うでしょうね。(笑)

    • きっと凄く怪しく見えますよね。
      神社を探して行ったり来たりしてれば泥棒かと思われるし。

      最近TVニュースで賽銭泥棒の逮捕シーンを見ました。
      ちょっと前にも2、3回見た記憶があります。
      TV業界の中で流行っているのか、困ってる人が増えたのか、警察が暇で取り締まりが増えたからなのか、防犯カメラを置く所が増えたからなのか。。。

      誤解されない様に気を付けます。。。

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