令和二年二月吉日、千葉県船橋市の龍神社に参拝しました。
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鳥居をくぐって中程で直角に曲がると拝殿があります。なんか綺麗過ぎる位に綺麗な境内ですね。
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由緒
創建年不詳
御祭神 大綿津見神(おおわたつみのかみ)
彫師 後藤直光
南向き
ここの本殿の屋根は、雨風を凌ぎながら尚且つ彫刻の鑑賞を妨げない様、最大限の努力をした事が感じられます。
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向拝の龍。
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東面
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こんな立派な干珠満珠はなかなか無いんじゃないでしょうか。
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満足そうな神功皇后です。
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脇障子には太鼓を打ち鳴らす人と笙の様な物を吹く人。反対側を見て見なければ確定出来ませんが、多分、アレの一部でしょう。
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背面
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胴羽目は司馬温公の甕割り。
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まるで「稲中」を思わせるような印象的な表情。もはや子供には見えません。むしろ怖い。
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もしかしたら、古谷実はここへ来た事があるのではないのか。
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後藤直光と銘がありました。そういえば、正月に参拝した 金寶殿本社 も後藤直光でした。
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後藤直光というのは行徳の後藤神輿店で有名らしく、元々仏師だったのが明治以降の時代の変遷もあって神輿を作る様になったそうです。検索すると八代目まで確認できますが、市川市のサイトによると現在廃業済みとの事。ここの彫り物は何代目の作なのかな。
西面
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胴羽目は養老の瀧。
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高橋英樹?養老の滝というのは、滝の水(酒)を汲んで老父に飲ませたら若返ったみたいな話ですが、まずあなたが飲みなさい、と言いたくなる様な老け顔ですな。
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こちらの脇障子を見るとやはり、これはアレです、天岩戸です。脇障子の出来と胴羽目の出来が随分違う様に思いますね。手が違うのかも。
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その他の彫り物
ここの部分を何というのかわかりません。階段下浜床と本殿腰羽目の間の部分です。
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飲んでも呑んでも酔わない不思議な人間でない生き物、猩々です。
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浜床下には虎がありました。
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どの人物の顔も、知り合いの誰かに似ていそうな感じで特徴的な彫り物でした。
刺青師・龍元
026(2020.02.22)
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