恒例の新年寺社巡りに行ってきました。今年は倅も彫鈴も行かないと言うのでひとり旅。なんてったって鈴右衛門は彼女出来ちゃったからな。毎年一緒に回ってたのに。。。
千葉県野田市の金寶殿本社を訪れました。
![金寶殿本社鳥居](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/2af32858-1024x1024.jpg)
由緒
大正三年(1914)稲荷神と龍神を祀るため建立
大正十五年(1926)からよろこび教会釈迦堂として使用
平成十七年(2005)元に戻される
棟梁 立川流 佐藤里次則壮(さとうさとじのりたけ)
彫師 行徳 後藤直光
東向き
![金寶殿本社案内板](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/323fb129-1024x768.jpg)
南面胴羽目
あちゃー、鉄筋みたいな棒が倒れかかってます。
![南面胴羽目](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/6e4695f4-682x1024.jpg)
乙姫。
![乙姫](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/1ec49f9b-795x1024.jpg)
「彫刻師 後藤直光 行徳」と銘が刻んであります。
![彫師銘](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/b6023b11.jpg)
浦島太郎。竜宮城も精密に彫られていますね。
![浦島太郎](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/b7bcd8d0-612x1024.jpg)
向拝
![金寶殿本社向拝](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/c3e08f2c-1024x1024.jpg)
水引虹梁上には 三条小鍛冶宗近。
![水引虹梁上 三条小鍛冶宗近](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/be170bef-1024x673.jpg)
北面胴羽目
董奉(とうほう)と呂洞賓(りょどうひん)かと思いましたが、袈裟を着ている様なので、羅漢かも。案内板には一六羅漢て書いてあるし。でも残りの14人は何処にいるのかな。裏側か。
![北面胴羽目](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/e9366924-1024x1024.jpg)
追記(20.01.10)— 画題wikiというサイトによると、虎を連れてる阿羅漢は迦理迦尊者 (きやりきやそんじや) 、龍といる阿羅漢は伐闍羅弗多羅尊者 (ばじやらほつたらそんじや) だそうです —追記終わり
扉
側面と正面にぐるりと扉があって十二支が彫られていました。北面右側から。何故か戌から始まっているのは意味があるのかな。
戌・亥。
![扉 十二支](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/a1eeb536-1024x840.jpg)
子・丑。
![扉 十二支](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/190eb406-1024x746.jpg)
正面。寅・卯
![扉 十二支](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/908d3c90-1024x588.jpg)
辰・巳。
![扉 十二支](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/69345c4c-1024x686.jpg)
南面。午・未。
![扉 十二支](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/556c561f-1024x626.jpg)
申・酉。
![扉 十二支](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/7abdc4b9-1024x691.jpg)
他にも蟇股などに彫り物多数。手水舎にも亀や狐などがありました。
近寄れないのが残念。裏面はどうなってんのかなぁ。
![金寶殿本社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/01/5eae63bb-1024x768.jpg)
あ、ここは公園になっているのですが、久々に子供達の遊ぶ姿を見る事が出来ました。やっぱり子供達は休日には遊んでるんだな。ちょっと安心。
刺青師・龍元
002
コメント