弘法大師の昇龍伝説 [流水点字] 背中額彫り刺青 ついに仕上がりました!

流水点字 背中額彫り 手彫り刺青作品
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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数年前からコツコツ進めていた 背中額彫り刺青「流水点字るすいてんじ」が遂に完成しました。

流水点字

このお客さんは年に数回、山口県から新幹線で通ってくれました。

流水点字 背中額彫り

東京に友人がいるという事で、週末を利用して上京。去年は2〜3回だったかな?足掛け3年か それ以上掛かったと思います。

流水点字 背中額彫り

諦めなければ 必ず仕上がります。

流水点字 背中額彫り

流水点字(るすいてんじ)

「流水点字」というのは、数えきれない程ある空海伝説の一つ。空海というのは高野山を開いた高僧・弘法大師こうぼうだいしの事ですね。空海は書道の達人で「弘法も筆の誤り(名人も間違える事がある)」という諺で有名な人です。

「水面に字が書けるかい?」
そう言いながら 少年は龍という字を小川に書いた。

文殊菩薩の化身

不思議な事に字は流れずに水面に留まった

弘法大師

最後に点を打つと 文字は轟音を立てて巨大な龍に成り

昇龍

空へ飛び立った。

昇龍
昇龍
昇龍

少年は文殊菩薩の化身だったのである。

文殊菩薩

次は脚に行きたい と言っていました。

刺青師・龍元

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