令和四年九月中旬 新潟県魚沼市の西福寺に参詣しました
順序が逆になりましたが 昨日紹介した開山堂があるお寺です
赤門の前にある二つの石碑も雲蝶の作だそうです
雲蝶は絵でも石彫りでも何でもやる とは聞いていましたが ここまで凄いとは…
二つ目の門 白門 平成二十年改築 先日紹介した開山堂の仁王さまは元々はここに有った物を移設
天文三年(1534)開基
御本尊 阿弥陀如来
御本堂
孔雀遊戯之図
円山応挙もビックリです と言っても応挙の孔雀を直に見た事は無いですが…
間近で観たいですが柵があるので近寄れません
当然ですね 間近でクシャミでもされたら大変です
孔雀の裏に「雲蝶の間」というのがあって 雲蝶の素晴らしい襖絵を間近に観る事が出来ました 奥に立っているのは弟子の彫鈴
入口を入って直ぐ右には 崖上猛虎図 こちらの部屋は柵の意味は殆ど無いだろうと言う位に間近で鑑賞する事が出来ます
入口を入って突き当たりには鷹です
左側には三国志演義から 彫り物でも良く目にする三顧茅廬 いわゆる三顧の礼です
劉備玄徳が諸葛亮孔明の家を三回訪ねて 三回目でやっと在宅していたが孔明はお昼寝中だったという場面
無名でしかもまだ20代の若い諸葛亮に対して 当時すでに天下に名を揚げていた40代の劉備は 目が覚めるまで待ったと言います
お昼寝中の諸葛亮 チョット20代には見えませんが
向かって右の張飛「奴は寝てるぜ 家兄も物好きだよな」
向かって左の関羽「いいから静かにしてろ 貴様の髭に火をつけるぞ!」
鐘楼
開山堂の横には 嘉永三年(1850)建立の鐘楼があり 彫刻は小林源太郎作という事です
小林源太郎は新潟でも数々の作品を残していて よく雲蝶とも一緒に仕事をしたそうです
今月末まで 御本堂と開山堂内部の写真撮影が許可されています 外はいつでもOKです
刺青師・龍元
116-02(2022.09.14)
コメント
onijiiです。
石碑や襖絵も雲蝶なのですか!
凄い才能ですね。
新潟県に行って、小林源太郎の
超絶技巧も堪能したいと思って
います。いつになるやら。(笑)
他に鏝絵もありますし、節穴の補修なんかもやってるそうですよ。もう建物1人で建てたんじゃないかって位ですね。
関東と違って新潟は密度が薄いので、廻るだけでも大変ですね。