令和元年霜月吉日、茨城県取手市の白山神社を参拝しました。
由緒などは分かりませんでしたが、御祭神は多分、菊理媛大神(くくりひめのおおかみ)=白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)でしょう。東向きの神社です。
なかなか雰囲気のある参道ですね。
お参りを済ませて裏へまわります。覆屋は窓が大きく取られていましたが、目の細かい網が張られていました。非常に撮影しづらいです。彫刻保護の為にはまあ、仕方がない。
本殿
北面
妻には目一杯に体をくねらせた 龍 がいました。
胴羽目には 牛若丸と僧正坊
脇障子には浦島太郎。
南面
こちらの妻にも 龍。そういえば、ここの前に訪れた同じく取手市の 相馬神社 にも妻飾りに大きな龍がいたなぁ。
胴羽目は菊慈童。私は二十四孝などの話は突飛すぎてあまり好きではないのですが、この菊慈童は好きです。帝ですら抗えない世の中のシステムの矛盾というものがいつの世でもあるんですね。
脇障子には、反対側が浦島だったのでこちらは乙姫様。
背面
胴羽目は 須佐之男命の大蛇退治。
腰羽目は全部波に犀で、腰組み間琵琶板には亀や 獅子 など。上部の琵琶板には獅子や鳥などが彫られていました。
向拝柱や妻飾りの龍、斜めに取り付けられた横長の脇障子なんかはここら辺の傾向なんですかね。
刺青師・龍元
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