令和五年 新年寺社彫刻巡礼の旅二日目 茨城県常陸大宮市の鹿島神社に参拝しました
延応元年(1239)創立
御祭神 武甕槌命
彫師 左甚五郎
御本殿を玉垣で囲んだだけの社殿
案内板によると 彫刻は日光東照宮造営に関わった左甚五郎の製作と伝わるそうです
左甚五郎とは 安土桃山から江戸期の三百年以上にわたって 全国100ヶ所以上に作品を残している 講談や落語で有名なカリスマ彫師
正面扉脇板は菊と竹 珍しい?というか変わった組み合わせの様な?
ここの彫り物は別に東照宮とか左甚五郎と言わなくても良いくらいの素晴らしい出来栄えです
右面です
胴羽目は囲碁を打つ 福禄寿と布袋尊
「いかがですかな?」
「どうしようかな…」
「待ったは無しですぞ」
「……」
背面です 脇障子は背面から見る構図になっていました
鷹?と なぜか杜若に水鳥
胴羽目は 梅に これは錦鶏ですかね? 鳥は難しいです
左側脇障子 松があるので 狙ったのかどうかは分かりませんが松竹梅揃いました
頭を拡大すると やはり鷹の様です
左面
胴羽目は 双六に興じる大黒さまと恵比寿さま 西日が当たるからか 黒ずんでます
「エビちゃん!双六だ〜」
「大ちゃん 楽しいね」
「クックックックッ」
「どうしたんだよ? なんかオカシイよ 大ちゃん」
写真を撮っている間に老人ホームのバスが来て参拝して行きました
初詣も遠足的なイベントなのでしょう
楽しそうでしたが 彫刻は見ないで行ってしまいました
刺青師・龍元
011(2023.01.31)
コメント