ユーモラスでもあり不気味でもある鬼さん [天満神社] 茨城県

天満神社 神社仏閣
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和五年 新年寺社彫刻巡礼の旅二日目 茨城県常陸大宮市の天満神社に参拝しました

天満神社鳥居

天暦九年(955)北野天満宮より分祀
御祭神 菅原道真公

天満神社

御本殿はナント 玉垣+覆屋で囲われていて目視出来ません

天満神社御本殿覆屋

前から覗くと間違いなく良さげな胴羽目で飾られています 

天満神社御本殿

改良型如意棒をもってすれば楽に上まで届きますが 急角度になってしまうので 自撮り棒+iPhoneで下から狙いました

天満神社御本殿

胴羽目は虎仙人 後ろに滝があるので 山をつん裂き黄河を真っ直ぐに通した 巨霊人きょれいじんとしておきます

巨霊人

iPhoneは手軽で良いですが ISOやF値などの細かい設定ができない(できるのかも知れませんが)ので 時にこの様な酷い写真になります

天満神社御本殿

目視出来ない社殿の場合「自撮り棒+iPhone」の最大の難点は 構図を確認しながら撮れない事です

鶴亀

それから僕のiPhoneは光学ズームが2倍までなので 細かい所まで写す事が困難です

天満神社御本殿

やっぱり苦労してでもカメラで撮っておけば良かった 安易な妥協は結局後で悔やむ事になりますね

胴羽目は玉巵弾琴です 

玉巵弾琴

大棟鬼板には鬼面がありました 右側

大棟鬼板鬼面

鬼面はちゃんと望遠レンズを装着したデジイチで撮りました

大棟鬼板鬼面

笑ってます 阿形

大棟鬼板鬼面

左側の鬼板には 柱の影から顔を半分覗かせる 吽形の鬼面

大棟鬼板鬼面

コメカミから生えた角が印象的で ユーモラスな髭が不気味でもあります

大棟鬼板鬼面

いつか機会があればまた参拝しよう

刺青師・龍元

010(2023.01.29)

コメント

  1. より:

    完全密閉なら諦めがつきますが、微妙な空間が在ると、頑張ってしまう新たな病気があるようです、私はその気が在るようです・・・。

  2. onijii より:

    onijiiです。
    おお、写真を撮ることができたのですね!
    素晴らしい!!リスペクトします!!!
    写真撮影に成功した初の方だと思います。
    玉垣、覆屋の二重苦に退散しました。(笑)

    鬼面が素朴ですよねえ。堪りませんねえ。
    茨城県北部では5ヶ所ほど鬼面を楽しめます。

    • onijiiさん こんにちは
      でも 写真の出来には満足出来ていません。

      ここの鬼面は良い感じですね。異国情緒が漂っていて、なんか魔法を使いそうな感じがします。

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