令和二年十二月、埼玉県川越市の六塚稲荷神社に参拝しました。川越市にいくつか点在する六塚稲荷神社のうちの一つです。
![六塚稲荷神社鳥居](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_4363-1.jpg)
室町時代(1336〜1573)の創建と思料される
文政二年(1819)本殿再建
御祭神 豊受姫命
![六塚稲荷神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_6194-1.jpg)
残念ながら左面の胴羽目は失われてしまった様です。
![六塚稲荷神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5649-1.jpg)
脇障子には狐。
![狐](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5648-1.jpg)
背面縁下の板壁にある穴は、案内板によると狐の出入りする穴だそうです。
![六塚稲荷神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_6197-1.jpg)
亀を助ける浦島太郎
![浦島太郎](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5643-1-800x600.jpg)
![六塚稲荷神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_6198-1.jpg)
右面胴羽目。案内板によると「武士と唐子」となっていますが、これは「武内宿禰 龍宮より宝珠を得る」でしょう。いわゆる干珠と満珠の伝説の一場面です。
![武内宿禰 龍宮より宝珠を得る](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5639-1-800x600.jpg)
宝珠が二つ差し出されていますが、これは干珠と満珠。頭に龍が乗っているのでこの女性は海神とわかります。綿津見神の娘の豊玉姫か玉依姫か。。。
〜追記(2023.07.05)雨乞いの対象である龍王のうちの一尊が善女龍王と言って、頭に龍を乗せた姿で表されるそうです。武内宿禰と絡む説話には行き当たりませんでした。追記終わり〜
![](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5640-1.jpg)
脇障子は狐。花は菊の様です。
![狐](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5646-1.jpg)
向拝の龍も素晴らしいです。
![六塚稲荷神社御本殿向拝](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5654-1.jpg)
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5659-1.jpg)
![龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5663-1.jpg)
扉脇右側には鯉の滝登り。
![鯉の滝登り](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5664-1.jpg)
案内板にはこちらも「鯉の滝登り」となっていましたが、良いのでしょうか。確かに滝下りというのは聞きませんが。
![鯉](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5657-1.jpg)
刺青師・龍元
299(2020.12.28)
コメント
onijiiです。
劣化したことによって、ソフトな感じに
なってますね。
木のぬくもりを感じさせてくれます。
狐の抜け穴は面白いですね。(笑)
今位が丁度良いですね。ここは交差点脇の小高い位置にあって、陽を遮る物が無いし雨晒しだし、早めに処置しないと劣化が進んじゃいますね。