2023年12月1〜3日 イタリア・フレンツェで行われた タトゥーコンベンションに参加したのですが 飛行機の便の関係で1日空いたので ピサの大聖堂広場を訪れました。
フィレンツェから電車で約1時間半 片道1,200円くらいです。東京から鎌倉へ行く位の距離感でしょうか。
奥に見える傾いている塔が有名なピサの斜塔です。広場にある6つの施設に入れるチケット(大聖堂は無料)27ユーロ(約4,200円)を買いました。
![ピサのドゥオモ広場](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7404-1.jpeg)
上の写真で手前に見えるドーム型の建物が 1152年起工 14世紀後半に完成の洗礼堂。下の写真は内部です。 嬉しい事にヨーロッパの美術館や教会はどこも基本的に撮影OK。
![洗礼堂内部](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7420-1.jpeg)
お立ち台の様な物には彫刻が施されていて 正面はキリストの磔。
![お立ち台](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7418-1.jpeg)
その足元には獅子と力神さまの様な人。
![柱](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7415-1.jpeg)
でも ただ座っているだけみたいです。
![座ってる人](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7414-1.jpeg)
床には 教会でよく見かける スカルアンドボーンズ。
![スカルアンドボーンズ](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7423-1.jpeg)
中は反響が凄く 係の人が 独りハモりを実演してくれました。
![洗礼堂](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7425-1.jpeg)
上階の窓からは 1063年起工 1272年完成の大聖堂が見えます。
![ピサの大聖堂](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7427-1.jpeg)
大聖堂内部。ただただ 荘厳です。
![大聖堂内部](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7448-1.jpeg)
’19年に訪れたフランクフルトの教会では iPhone8 のシャッター音を響かせて直ぐに逃げる という非常識な作戦を取りましたが 今使っている iPhone13 は海外ではシャッター音を消す事ができるので 他の人の邪魔をせずに心置きなく写真を撮る事ができます。
![大聖堂内部](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7459-1.jpeg)
数十メートルの高さに描かれた天井絵が圧巻です。
![大聖堂天井画](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7458-1.jpeg)
750年も前に作られた建物が残っているなんて 凄い事です。
![大聖堂内部](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7460-1.jpeg)
斜塔にも登って来ました。
![ピサの斜塔](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7436-1.jpeg)
テロ対策なのか 荷物を預ける様に指示されたので 登る前に 別の建物にあるクロークルームへ行くと 狭い部屋にコインロッカーが並んでいました。
でもコイン投入口も何も無く 説明もイタリア語なので使い方が分からず マゴマゴしていると 「何やってんだ!」とイタリア訛りの英語で怒鳴られました。
見ると長髪メガネのオジさん(でも多分私よりは若い)が後ろに立っています。
「えーと 荷物預ける様に言われたんですけど。。。」
「勝手にやるな!こっち来い。まず受付だ!」
オジさんは何か帳面に記入して プラスチックの番号札をくれました。
いきなり怒鳴るなんて不躾なヤツだと思いながらも 気を取り直して斜塔へ向かいました。
写真では分かりにくいですが 約3.97度傾いている塔の内部は不思議な感覚。かつては5.5度傾いていた事もあるらしく 今は入場制限が掛かっていて 現地で時間が指定されます。
![ピサの斜塔](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7439-1.jpeg)
あとはひたすら階段を登るだけ。階段は右に傾いたり左に傾いたり、急階段になったり緩やかになったり。。。あまり見栄えのする写真はありません。
斜塔に登った後 荷物を取りに行くと 狭いロッカールームは 数十人の学生でごった返しています。列に並んで待つ事5分くらい。少しずつ進んで中に入り 私の前に並んでいた夫婦が 番号札をカードキーの様にかざすとロッカーの扉が開く事を発見して 自分で荷物を取り出して行きました。
私も同じ様に番号札をかざして扉を開けた その瞬間!
「何やってんだお前!勝手にやるんじゃない!」
と さっきのオジさんが顔を真っ赤にしてやって来ました。
「ok ok 分かったよ 悪かったよ 分かったから荷物取ってくれよ」と 私は日本訛りの英語で返しましたが オジさんがいつまでも怒鳴り続けているので 思わず
「黙れ!Fxxk you!!」
と怒鳴り返してしまいました。
きっと毎日毎日 言う事を聞かない観光客や学生に揉みくちゃにされて ストレス溜まっているのでしょう。でも あなたの詰まらない人生 俺のせいじゃないよ。
おかげで 斜塔の思い出は すっかりこのオジさんに塗り潰されてしまいました。
ここで一番印象的だったのは シノピエ美術館に展示してあった絵画。古い壁画が新しかった頃の想像図の様ですが 詳細は分かりません。
![シノピエ美術館所蔵絵画](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7470-1.jpeg)
どうやら地獄の模様を表しているみたいですが 具に見ていくと 日本の地獄と同じです。
![地獄絵図](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_9842.jpeg)
舌抜きの刑と 煮えた銅を飲まされて内臓を焼かれる刑。
![舌抜き](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7465-5-1.jpeg)
釜茹での刑。
![釜茹で](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7465-6-1.jpeg)
串刺しの刑。
![串刺し](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7465-3-1.jpeg)
ノコ引きの刑。
![ノコ引き](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7465-4-1.jpeg)
皮剥ぎの刑。
![皮剥](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7465-8-1.jpeg)
腹裂きの刑。
![腹裂き](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7465-2-1.jpeg)
怖い怖い。。。日本の地獄とまったく同じです。もしかして地獄は本当にあるのかも。。。
![ピサの夜景](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2023/12/IMG_7495-1.jpeg)
帰りは夜景を楽しみながら 次の駅まで歩きました。
刺青師・龍元
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