胴羽目彫師は 前原藤次郎 小倉弥八 飯田仙之助 [冠稲荷神社] 群馬県

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プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和二年四月吉日、群馬県太田市の冠稲荷神社に参拝しました。

ここは三年前にも弟子の彫鈴と参拝したんですが、その時は時間切れ、日が暮れてしまったので、再訪です。

冠稲荷神社鳥居

由緒

天治二年(1125)創建
元禄三年(1690)本殿再建
延享三年(1746)拝殿建立
御祭神 字迦御魂大神(うかのみたまのおおかみ)他二十柱
背面胴羽目(1767製作)彫師 前原藤次郎 小倉弥八
東西面胴羽目(1815製作)彫師 飯田仙之助
南向き

拝殿

冠稲荷神社拝殿

唐破風下には「林和靖」、水引虹梁上にはがありました。

林和靖 龍

御本殿

御本殿には足場が組まれていました。多分、彫刻以外のどこかを修繕しているのでしょう。

冠稲荷神社御本殿

左面胴羽目は「虎渓三笑」。なんとか足場をよけてパシャリ。

虎渓三笑

丁寧な案内板がありました。

冠稲荷神社御本殿案内板

背面胴羽目は「竹林の七賢の琴棋書画」。これは右端。

竹林の七賢の琴棋書画

中央。

竹林の七賢の琴棋書画

左端。

竹林の七賢の琴棋書画

案内板。こりゃ、私が胴羽目の写真を載せる必要はないんじゃないかって感じですが、まあ、せっかく撮って来たんで。

冠稲荷神社御本殿案内板

右面胴羽目は「商山四皓」。

商山四皓 しょうざんしこう

案内板。

冠稲荷神社御本殿案内板

夜はライトアップされます。三年前に来た時の写真。

冠稲荷神社御本殿

ライトアップも綺麗ですが、ここは見せる事に力を入れている様で、御本殿の周りには御本殿観賞用の足場があります。

ネットの活用も凄いです。

案内板

ウェブサイトもあって、「境内のご案内」というページに行くと、なんと Google のインドアビューと連動していて、家に居ながら仮想参拝できます。拝殿の中まで入れるから驚きです。遠方の方はどうぞ。 冠稲荷神社公式ウェブサイト

刺青師・龍元

090-01(2020.05.01)

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