石塚熊野神社

腰羽目から飛び出す大迫力の龍 神社仏閣
腰羽目から飛び出す大迫力の龍
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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石塚熊野神社

由緒

創建 不明
天保十五年(1844)本殿再建
御祭神
伊弉諾命(いざなぎのみこと)
伊弉冉命(いざなみのみこと)

社殿

本殿

現在の本殿は天保十五年(1844)に野城大和藤原山久によって再建された。彫師は内山山城藤原吉久。

腰羽目の が大迫力!

腰羽目から飛び出す大迫力の龍

が羽目板から飛び出しちゃってますね。

大迫力の龍
大迫力の龍

海老虹梁にも精緻に彫られた があります。

海老虹梁の龍

手挟みには麒麟。

海老虹梁の龍

階段下には波と亀。地紋彫りも凄いです。

波と亀

妻飾りには 獅子 と鳳凰。

獅子と鳳凰

脇障子には鷹と松。

鷹と松
鷹と松

本命の胴羽目です。まず西面。なんだろなぁ。 〜追記(20.05.20)これは「呂尚(太公望)と文王の邂逅」の様です。追記終わり〜

西面胴羽目

背面胴羽目は 須佐之男命の大蛇退治

須佐之男命の大蛇退治

須佐之男の大蛇(龍)退治は今肩七分袖でやってる人がいるなぁ。10年くらい前に胸割りの腹部分に、7年くらい前に女の子の腿に小さめのを、20年くらい前に背中額で仕上げたから、仕上がったのは覚えている限り3〜4人。と思ったけど、少なくとも6人はいたな。結構人気の画題です。

東面胴羽目。これもなんだろなぁ。

ー追記(20.01.13)これは多分、黄石公と張遼 張良ですね。馬がいないので違うと思ったんですが、馬抜きの構図も結構ある様です。追記終わり

東面胴羽目

須佐之男命以外のは多分中国の故事から。。。案内板には天下泰平を祈念してと書いてあったので、何かそういう場面なのでしょう。追々勉強して行きたいと思います。

一枚だけでも題材が分かって良かった良かった。

刺青師・龍元

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