令和二年十一月、埼玉県所沢市の堀口天満天神社に参拝しました。
ここはトトロの森のすぐ隣。この日は天気が良くて散策日和でした。
御由緒
天正年間(1573~93)創建
明治元年(1868)狭山湖造成に伴い現地に遷座
御祭神 菅原道真朝臣 天穂日命 花園姫
彫師 山田弥○郎
向拝水引虹梁上の龍は高さがあって、ちょっと珍しい感じ。カッコ良いです。
扉から覗いてみると渋い御本殿が見えます。
裏へ廻ります。
亀甲金網。
逆光になってしまうと撮影に苦労します。
胴羽目は鶴。
脇障子は唐獅子牡丹です。胴羽目の右下には四角いものがありますが、何も彫られていませんでした。
背面。
これは胴羽目三枚で源頼朝の由比ヶ浜方生会という趣向でしょう。頼朝が由比ヶ浜で千羽の鶴を放したという故事です。
こちらには銘がありました。『埼玉縣比企郡入宮村○○本郷 彫 山田弥○郎』と読めますね。弥一郎か弥二郎か。もうちょっとチャンと撮ってくれば良かった。
左面。
源頼朝のお出まし。
脇障子。
ここは格子の間にカメラが入りきらず、金網にレンズを密着させられなかったので、どの写真も金網の影が映ってしまいました。
刺青師・龍元
259(2020.11.17)
コメント
onijiiです。
細かい金網や汚れたガラス窓などは
愛好家泣かせですね!
見えているだけに辛い!!
最大限の努力に拍手パチパチパチ!!!(笑)
失敗は成功のもと、必要は発明の母と言いますから、日々精進です!
こちらは中が暗くてよく見られなかったのでまともな写真もほとんどなかったのですが、彫師の銘が彫られていたのですね!!題目も教えて頂きありがとうございました。ライトを持って再訪です・・・
銘は見えた気になっていたので、ちょっと残念です。再訪した時にはお願いします!