令和五年八月上旬 栃木県足利市の平石八幡宮に参拝しました。
文永六年(1269)創建
享保五年(1720)現本殿造営
大正六年(1917)拝殿整備
御祭神 誉田別命
拝殿内部は非常に暗いです。
御本殿覆屋には窓は一つもありませんでした。
隙間を探して中を窺うと 立派な御本殿が鎮座しているのが見えました。
胴羽目は鯉乗り仙人の琴高です。
琴の名手だった琴高はある時 龍子を捉えると言って入水し 鯉に乗って戻って人々を驚かせます。
覆屋は隙間だらけなのですが 写真を撮るとなると なかなか良い場所に隙間がありません。
背面です。
このお方は一体?
琴高仙人もそうでしたが 着物の細かな柄や 肌まで施された彩色はまるで人形劇の人形の様です。
何か甕の様な物と瓢箪を担いでいます。
初めましてでは無いと思いますが どこでお目にかかったか思い出せません。
左面です。
こちらは比較的良い場所に大きな隙間がありました。
胴羽目は黄鶴仙人。控鶴仙人と読みが同じで同一人物だとする説があります。
控鶴仙人とは費長房の事だとする説もあります。
全体をもっと良く見られないのは残念な気もしますが これだけ精緻な彩色がまだ残っているというのは やはり光をたくさん浴びていないという事が大きいのかなと思うと これで良いのだろうなと思います。
刺青師・龍元
085(2023.08.27)
コメント