芸術が香る [三輪神社] 長野県

三輪神社社叢 神社仏閣

令和二年六月吉日、長野県茅野市の三輪神社に参拝しました。

三輪神社鳥居
三輪神社拝殿

御由緒

久寿年間(1154~56)勧請
文化元年(1804)本殿建築
文政三年(1820)拝殿建築
明治四十一年(1908)拝殿改築
彫師 大隅流 矢崎玖右衛門元形
御祭神
大国主命(おおくにぬしのみこと)
稲御魂命(うがみたまのみこと)
櫛玉命(くしたまのみこと)

三輪神社案内板

三輪神社なのに御柱が立ててあります。ここら辺では稲荷神社でも御柱を立てるらしいです。そう言えば、ここの前の瀬神社にも御柱が立ってたなぁ。

三輪神社

御本殿

案内板によると、彫師は矢崎玖右衛門元形。大隅流の始祖・柴宮長左衛門矩重(のりしげ)の弟子です。柴宮長左衛門矩重は千曲市の水上布奈山神社を建てた人ですね。

みんな名前が長いなぁ。しかも、良く変えるし、号だけでなく名前を全部襲名したりするから、誰が誰やら。。。おまけに読めない。。。

向拝

三輪神社御本殿向拝

水引虹梁の上には「寒山拾得」。

寒山拾得

名が残る人っていうのはやっぱり上手いです。

寒山拾得

左面

三輪神社御本殿

海老虹梁は「龍」。

海老虹梁の龍

二百年以上前の彫り物なのに、保存状態がすこぶる良いです。

三輪神社御本殿左面

案内板によると、「蜀の三傑桃園に義を結ぶ」、いわゆる「桃園結義」「桃園の誓い」の場面です。

桃園の誓い

脇障子は亀に乗る「盧敖(ろごう)仙人」。黄安と同一視されるそうですが、私は勝手に、亀に乗っているのを盧敖仙人、亀を見ているのを黄安仙人、という事にしています。どうでも良い事ですけど。。。

盧敖仙人

右面

三輪神社御本殿

大隅流の龍はクセがあってあまり好みじゃないのですが、この龍は好きですね。

海老虹梁の龍
三輪神社御本殿右面

案内板によると、「玄徳赤兎馬に鞭打って潭渓を越ゆる」となっていますが、これは「的廬(てきろ)」の間違いでしょう。三国志は詳しくないのですが、調べると赤兎馬(せきとば)は関羽の馬の様です。

的盧に乗る劉備玄徳

脇障子は鯉に乗る「琴高仙人」。

琴高仙人

背面

三輪神社御本殿背面

胴羽目は「黄石公と張遼」。三枚の内、これだけ三国志から外れますね。中国の歴史物語という括りだからこれで良いのか。何にしても当時の人にしてみれば憧れだったんだろうな。

黄石公と張遼

「香高い芸術作品(案内板より)」でした。

刺青師・龍元

153(2020.07.20)

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