榛名神社 其の二 双龍門

神門の向こうに双龍門 群馬県
神門の向こうに双龍門
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の技術である手彫りの継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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双龍門

安政二年(1855)竣工
国指定重要文化財
四枚の扉にそれぞれ丸く文様化された の彫刻が施されている事から双龍門と呼ばれる
彫師 武蔵熊谷宿長谷川源太郎(榛名神社ウェブサイトより)

神門の向こうに双龍門
神門の向こうに双龍門
双龍門
双龍門
双龍門
双龍門
双龍門

表側唐破風下

唐破風下には 応龍、縣魚に麒麟。

唐破風下

龍仙人は何人もいますが 雄峯閣 ―書と装飾彫刻のみかた― によるとこれは陳楠のようですね。

陳楠
陳楠

扁額を挟んで陳楠の反対側に唐子風の彫り物。陳楠が出した にびっくりして逃げ出したという構図なのか、これはこれで別の画題なのか。

唐子?
唐子?

門の内側の蟇股

の彫り物。

欄間の龍
欄間の龍
欄間の龍
欄間の龍

羽目板

四脚門の各脚に外側内側二枚づつ計八枚の羽目板。公式サイトによると三国志から。

門の右外側手前。〜追記(2020.10.12)「桃園結義」より、天を仰ぐ劉備(教団さんからご教示頂きました下のコメントご参照ください)いわゆる「桃園の誓い」の様です。

三国志

門右外側奥の羽目板。〜追記(2020.10.12)「桃園結義」より、劉備を見る関羽と張飛(教団さんからご教示頂きました下のコメントご参照ください)

三国志

門の右内側手前。〜追記(2020.10.12)「三顧茅廬」より関羽と張飛(教団さんからご教示頂きました下のコメントをご参照ください)いわゆる「三顧の礼」だったのですね。

三国志

右内側奥。〜追記(2020.10.12)「三顧茅廬」より劉備と彼を迎える童子と諸葛亮(教団さんからご教示頂きました下のコメントをご参照ください)

三国志

門の左内側手前。〜追記(2020.10.12)「張飛大鬧長坂橋」より、長坂橋にて大喝する張飛(教団さんからご教示頂きました下のコメントをご参照ください)

三国志

門の左内側奥。内側奥の二枚は開けた扉に遮られてやむなく斜めから。〜追記(2020.10.12)「張飛大鬧長坂橋」より、逃げる曹操軍(教団さんからご教示頂きました下のコメントをご参照ください)

三国志

門の左外側手前。階段下から神門越しに見えていた二枚の羽目板の内の一枚。〜追記(2020.10.12)「趙雲救幼主」より、劉禅を抱き単騎駆けする趙雲(教団さんからご教示頂きました下のコメントをご参照ください)

三国志

門の左外側奥。神門越しに階段下から見えていたもう一枚。目の前が崖なのでこれが精一杯。自撮り棒も常備すべしと寺社巡りの師からアドバイスを受けました。〜追記(2020.10.12)「趙雲救幼主」より、趙雲を追う曹操軍(教団さんからご教示頂きました下のコメントをご参照ください)

三国志

順番は関係あるのだろうか?三国志を読み込めばこれらの羽目板がどの場面か分かるようになるのかな。〜追記(2020.10.12)やはり解る人には解る様です。教団さんからご教示頂きました。下のコメントをご参照ください。

唐破風下

表と同じく応龍と縣魚に麒麟。

唐破風下
双龍門
双龍門

其の三に続く

刺青師・龍元

コメント

  1. 教団 より:

    こんにちは、Kyoです。
    榛名神社 双龍門の羽目板の三国志の彫刻についてです。記事内でも触れられているように2枚1組で以下の4つの場面を題材にしております。

    北西部
    外側:「桃園結義」(左:天を仰ぐ劉備、右:関羽と張飛)
    内側:「三顧茅廬」(左:劉備と彼を迎える童子と諸葛亮、右:関羽と張飛)

    南東部
    外側:「趙雲救幼主」(左:趙雲を追う曹操軍、右:劉禅を抱く趙雲)
    内側:「張飛大鬧長坂橋」(左:大喝する張飛、右:逃げる曹操軍)

    以前参詣した際(もちろん金網に泣かされました…)、簡潔ではありますがこれらの彫刻についてブログにまとめましたので、もし龍元さんの参考になれば幸いです。
    https://kyoudan.hatenablog.jp/entry/20190908/1567910598

    • 龍元 より:

      Kyoさん、こんにちは、コメントありがとうございます。
      やはり、解る人には解るのですね。

      ブログ拝見しました。門の図解まであってとても解りやすいです。参考にさせていただきます。

      でも、かなり込み入った内容と推察しますので、本を読まないといけませんね。

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