令和二年十月吉日、群馬県安中市の熊野神社に参拝しました。


御由緒
永禄二年(1559)熊野三社を勧請
御祭神 大穴牟遅命 少名毘古那命 櫛御気野命
拝殿向拝

唐破風下には猩々、水引虹梁上には龍と飛龍の彫り物。

虹梁には木鼻と一体になった龍。

二年前に彩色をやり直した様です。

海老虹梁は葡萄に栗鼠。

よく残念な彩色を見かけますが、ここは多色使いで凄く豪華です。

唐破風兎ノ毛通しには鳳凰。

その上の千鳥破風懸魚には飛龍。

拝殿正面

正面小壁には4枚の松鶴と一枚の鯉の彫り物がありました。





蟇股
長寿の神様・福禄寿。

笑門来福・布袋尊。

鯉に乗った琴高仙人。

通玄先生こと張果老の瓢箪から駒。

帝の枕をまたいで流された菊慈童。菊の露を飲んで仙人になりました。

大漁の神様・恵比寿天。

大黒さまと使いの鼠。

亀仙人の盧敖仙人。

蝦蟇仙人の劉海蟾。蝦蟇の足は三本足。

鉄拐先生こと李鉄拐は分身の術を使います。

神職さん常駐でない神社にしては非常に珍しくお金の掛かった彩色です。御本殿には白木の精巧な彫り物があったので、また次回に。
刺青師・龍元
248-01(2020.11.05)
コメント
onijiiです。
彩色が素晴らしいですね!
見学コースに入れたいと思います!!
あちこち行きたい所が多過ぎです!!!(笑)
ここはお勧めです。ぜひ行きたい所リストの上位に入れて下さい。
拝殿も良いですが、御本殿も精緻な彫り物でいっぱいです。双眼鏡か単眼鏡を持っていくと良いと思います。じっくり見ると一時間コースです。