令和二年十一月、千葉県栄町の駒形神社に参拝しました。


御由緒
仁平元年(1151)創立
文化四年(1807)本殿再建
御祭神 保食大神

左面胴羽目は、歯が無く食べ物を噛む事が出来ない姑に乳を吸わせる、親孝行な唐夫人。

背面胴羽目は、70歳になっても赤子のフリをして親を喜ばせた、親孝行な老萊子(多分)。

右面胴羽目は、「私を食べて父を助けて」と虎の前に立ち塞がる、親孝行な楊香。

左側脇障子は、雷が鳴ると雷を怖がった母の墓に駆けつけた、親孝行な王裒。

右側脇障子は、眼病を患う両親のために眼病に効く鹿の乳を絞ろうとしていて危うく猟師に撃たれそうになった、親孝行な郯子。

海老虹梁は龍の丸彫り。

大隈流っぽい龍です。

御本殿は普通の一間社流造り。全体の写真はいつも一眼レフでいろんな角度から、念のためコンデジでも何枚も撮るんですが、今回は全部ひどいピンボケ。たまにこんな事もあるんです。
刺青師・龍元
275(2020.12.02)
コメント
onijiiです。
着眼点が力神や獅噛等なので、いつも胴羽目など
の彫物はじっくり鑑賞することが少ないです。
先輩方の写真で「あっそうなんだ」と気づくこと
が多いです。
いつもありがとうございます。
脇障子も二十四孝でしたか・・・。(笑)
ここは見えづらいですからね。
私もいつも目を凝らしているつもりなのですが、いろんなものを見逃して諸先輩方の写真で気付く事が多いです。