令和二年九月吉日、栃木県栃木市の浅間神社に参拝しました。
浅間神社なので山の上にあります。と言っても数分で登れます。上の方は岩場ですが、手すりがあるので見た目ほど大変ではありません。
創建不詳
御祭神 木花開耶姫命
裏へ廻ります。覆屋には小さな格子窓があるだけ。細目亀甲の金網が張ってありました。
それでも中が覗けるだけありがたいですね。御本殿左面。
画題は分かりません。
こちらは御本殿背面胴羽目。琴と甕があるので中国六朝時代の詩人・陶淵明だと思います。弦の張られていない琴を携え、酔っては心の中でその琴を奏でたと言われます。菊の華と柳の葉(これは柳に見えないけど)と酒の組み合わせが多いそうです。
右面の窓には板が立て掛けてありました。
正面からは撮れませんでしたが、端っこから何とか。唐子と蛇ですね。唐子遊びでしょうか。唐子と蛇の組み合わせは初めて見ましたが、ググると、浜松まつりの屋台にも似た様な彫り物がある様です。唐子蛇遣いという根付も出てきました。
〜追記(2021.05.10)これは孫叔敖の双頭の蛇退治の様です。角度が悪いので良く見えませんが、尻尾が無い様に見えますから、代わりに頭があるのだと思います。浜松まつりの屋台の彫り物は頭が二股になっています。
『ある時、孫叔敖が遊びに出向いた時、頭を二つ持つ蛇に出会い、とっさにその蛇を殺し穴に埋めて、家に戻った。その後、孫叔敖は母親に対して「双頭の蛇を見た者はすぐに死ぬとあります。私はつい先ほどその蛇を見てしまったので、もうすぐ死ぬでしょう」と涙ながらに語り、「他の人がその蛇を見てはいけないので、殺して埋めました」とも語った。これを聞いた母親は「そういう隠れた善行を行った者には、天は福をもって報いるのです。だから、死ぬことはありません」と諭した。』とウィキぺディアにあります。 追記終わり〜
彩色の寂れ具合が私の好みですね。この状態を長く維持できたら良いと思いますが、あくまで私の勝手な思いです。
刺青師・龍元
225(2020.10.14)
コメント
onijiiです。
自分も同じことを感じてます。
退色しているのが時代を感じさせますね。
経年劣化は避けられませんが、素人が
彩色するよりそのままの方が・・・。
上を見上げると、力神様が・・・。(笑)
力神いましたか!
確認したつもりだったんですが。。。
以後、気を付けます ( ̄^ ̄)ゞ