令和二年三月吉日、栃木県佐野市の宇都宮神社に参拝しました。
ここの前にも同名の神社に参拝しました。この地域には四社の宇都宮神社があってここはその中の一つ。
モノトーン調の渋い拝殿。屋根の鯱鉾がアクセントになっていますね。
御由緒
建武二年(1335)創建
御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
三穂津姫命(みほつひめのみこと)
南東向き
御本殿
裏へまわると覆屋に守られた御本殿がありました。
御本殿は打って変わって彩色。色が割と綺麗に残っていますね。まずは向かって右面。
胴羽目は「西王母」。
左面。
胴羽目は二十四孝の「楊香」。
背面の胴羽目は破損してしまっていました。まだ落ちてそのままって感じですね。粉々って訳ではないので修復できると思います。画題は多分「李白観瀑」かな。
妻の暗がりには「邪鬼獅噛み」がありました。右面。
左面。
佐野市は宮彫りの宝庫です。しかも、力神 or 邪鬼獅噛率が非常に高いです。宮彫りの魅力が世の中にもっと浸透していけば、これらの放置されている彫り物を残す事ができると信じています。
忘れ去られた秘密のままが良いんだ、って人もいるんでしょうけどね。
刺青師・龍元
058(2020.04.07)
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