令和二年三月吉日、栃木県鹿沼市の日向神社に参拝しました。
なんか鳥居の足が短いと思ったら、一度破損したのを修繕したとの事。なるほど、鉄の輪っかがはまってますね。
御由緒
創建年不詳
天保十三年(1842)本殿再建と推定
御祭神
磐裂神(いわさくのかみ)
根裂神(ねさくのかみ)
彫師 神山政五郎
お参りを済ませて裏へ回ると、おお、これはもう格子ではなくスノコ。板と板の間が2cm位しかありません。一眼レフのレンズは入らないので、予備のコンデジで撮影。
左面の胴羽目。タイミング悪く陽の光が邪魔をします。画題は「七福神」。コラコラ、物を立て掛けるなって。
脇障子は「西王母」。
背面。
胴羽目は「天岩戸」。手力男命が本当に力自慢って感じです。
右側の脇障子は「高砂」。嫗が若々しいです。
右面胴羽目。画題は???です。 偉そうな人が8人いますね。日本の方ではなさそうです。
〜追記(2020.03.21) 偉そうな人が8人いるので、虎の巻の 雄峯閣―書と装飾彫刻のみかた―(私のバイブルの様なサイトです)を見てみると、これではないかと思いました。
左上から時計周りに
「蘇晋・そしん」仏画の前で酒を飲む
「焦遂・しょうすい」普段無口だが酒を飲むと雄弁になる
「李適之・りてきし」とんでもない量の酒を飲む
「崔宗之・さいそうし」空を見上げる美少年
「賀知章・がちしょう」馬に乗る姿は揺れる船に乗る様
「汝陽王・じょようおう」麹を乗せた車をじっと見る
「張旭・ちょうきょく」書が巧み
「李白・りはく」酔っ払って寝る
なので、画題は「飲中八仙歌」だと思います。追記終わり〜
腰羽目は唐子遊びでしたが、覆屋の下部は隙間なく金属板が張られていたので、写真はうまく撮れませんでした。
のどかな神社でした。
刺青師・龍元
041
コメント
”ひゅうが”ではなく”ひなた”です
コメントありがとうございます。土地の方でしょうか?
私も“ひなた”が自然だと思ったのですが、栃木県神社庁のサイトでは“ひゅうがじんじゃ”となっていました。
もしこれが間違いだとすると、誤りを広めてしまう事になるので、読みの方は消しておきます。
ご指摘ありがとうございました。