令和八年八月上旬 埼玉県川越市の蓮馨寺に参詣しました。
天文十八年(1549)創建
御本尊 阿弥陀如来
呑龍堂
お目当ては呑龍上人(1556-1623)が祀られた呑龍堂。大正期建立。
実は ここが御本堂だと思っていました。

向拝の龍です。

かっこ良いです。

裏側には銘がありました。

「彫刻師 石川信光作」と彫ってあります。

この呑龍堂は大正期の建立だそうですが 昭和九年に完成した柴又帝釈堂には三代目・石川信光の胴羽目があります。
御堂正面扉上には 関羽雲長が持っている様な 青龍偃月刀があります。

札が掛かっていましたが 非常に細かい字が彫ってあり 判読不能です。
追記(2026.09.26)Kyoさんに 木札について 情報をいただきました。詳しくは下のコメントをご覧ください。

柄の部分にも彫刻が施され 非常に精巧な仕上がりとなっています。

手水舎
手水舎にも彫り物がありました。

迫り来る様な獅子。

中備は唐子遊びです。

闘鶏でしょうか。

こちらの獅子も独特。

牡丹も精巧に彫られています。

持ち送りの亀。

中備の唐子。

雪玉転がしです。

後ろ側の中備。

唐子の花車曳きですね。

この時は気付かなかったので確認していませんが 裏側に山田弥吉の銘がある様です。

唐子と犬 で良いのでしょうか。まあ 闘犬には見えませんね。

この時はたまたま通り掛かり 手早くスマホで撮ったので 写真の出来はイマイチでした。山田弥吉の銘も撮り損ねたし また来ようと思います。
刺青師・龍元
044(2026.09.01)


コメント
大変ご無沙汰しております、Kyoです。
龍元さんも蓮馨寺に参詣された、ということで嬉しく思います。
こちらの青龍偃月刀について情報を共有させていただきたいと思います。
刃の中央部に懸けられているは木札には、奉納した由縁が刻銘されておりました。全てが読めたわけではありませんが、おおよそは以下の通りです。(判別不明な字は■とする)
不肖由暉弘化三丙午五月九日御
當山旧御門前地生ル 父由道兒■
■之節句方此青龍刀ヲ 造屋前■
■祝福ヲ 祈事七■甫修倉庫蔵■
持■六拾有餘歳■呑龍上人御
堂今新成紀依念ノ為寳前奉納■
■儔■云■
大正元年十一月吉日 ■■■■由暉
https://x.com/Vitalize3K/status/1391742200858382345
銘文によれば、弘化三年(1846)五月に(端午の?)節句を祝い造られたようです。
少し時代がくだりまして、(おそらく明治二十六年(1893)の川越大火により)焼失した本殿の再建を記念し、大正元年(1912)に奉納されたようす。
お寺の方にお話を伺いましたが、奉納された由縁や、なぜ青龍刀なのか、また三国志との関係については「分からない」とのことでした。
長文失礼いたしました。
Kyoさん、しばらくです。
木札には奉納の由縁が彫ってあるのですか。
情報共有頂きまして、ありがとうございます。
大正元年と言えば100年以上前ですし、歴代のご住職も日々の出来事を全て記録している訳でもないでしょう。作られた年月・奉納された年月が記された木札が残っているだけでも凄い事ですね。
木札は見た感じ、紐状の物で引っ掛けてあるだけですね。紐が風化して木札が紛失してしまわなければ良いのですが。