令和五年一月下旬 長野県茅野市の壺井八幡社に参拝しました。
文政七年(1824)本殿造営
御祭神 誉田別命
大工 立川和四郎富昌
密閉型の覆屋で 残念ながら側面背面に窓が無いので 正面からのみの鑑賞になります。
御本殿が三棟ありますが 中央の一番立派な御本殿が八幡社なのだと思います。
長野県神社庁のサイトには立川和四郎富昌が造営したとなっています。
立川和四郎富昌とは立川流の二代目和四郎の事ですね。
向拝の鳥は鳩だそうです。珍だと思います。 〜追記(2023.03.18)この人は至る所で同じ構図で鳩を彫っている様です。追記終わり〜
扉脇板は鯉の滝登りと滝下り。
木鼻の象と獅子。
斜めからしか見られないのが残念ですが 胴羽目は唐獅子です。
脇障子の上に龍。
脇障子は亀に乗った盧敖仙人。
浜床下羽目板左側。唐獅子牡丹です。
中央。
右は子獅子です。
右面胴羽目も唐獅子。
脇障子は鯉に乗った琴高仙人。
左側の相殿。社号・御祭神・彫工などはわかりません。
向拝は波に犀。
左側脇障子。頭がもげてしまってますが これは亀でしょう。
右側の相殿。こちらも社号・御祭神・彫工などはわかりません。
脇障子は松に鶴。
正面からしか見られないのが残念でしたが さすが名工と言われる人の彫り物だな と思いました。
刺青師・龍元
031(2023.03.16)
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