5月の末、群馬県富岡の諏訪神社を訪ねました。
由緒
創建年不明
信濃国一之宮諏訪大社より勧請
当初甘楽郡宮崎村に鎮座していたが、天正八年(1590)宮崎城落城とともに現在地に遷座
昭和九年(1934)社殿改築
御祭神
建御名方之命(たけみなかたのみこと)
八坂刀賣之命(やさかとめのみこと)
南向きの神社です。
拝殿
拝殿虹梁には形の綺麗な 龍 が彫られています。虹梁上にはこれは西王母?でも桃が無い。その上には松鶴。
虹梁の左右には 応龍。
西側に回って、拝殿妻飾りには竹林の虎。
社殿の西側には山車庫。本殿も厳重に囲われていました。
境内社
境内の北西に祠が三社。その内の一つには小さいながら精巧な彫り物がありました。しかし、名前を表すものがありません。
案内板には境内末社が 琴平神社・神明社・大国神社・秋葉神社・市場神社 とありましたが、三つの境内社の内の一社の扁額には琴平神社・神明社・大国神社と三つ名前がありました。その隣の祠は鎮火神社となっています。東京台東区の秋葉神社は元々鎮火神社という名前だったので、この鎮火神社も今は秋葉神社なのかもしれません。
となると、残ったのは市場神社という事になります。確信はありませんが。
名前はどうあれ、素晴らしい彫り物がありました。実は、この日は沢山回ったので、疲れて少しダレ気味だったのですが、後一踏ん張り。
市場神社?
向拝虹梁上には黄安と琴高がすごく楽しそうです。その上には錦鶏。縣魚に鳳凰。
右側脇障子には 武内宿禰。
という事はこちらは 神功皇后。
西側胴羽目は西日に当たり過ぎたせいなのか分かりませんが、脱落した跡があります。
海老虹梁には龍。
縁下持ち送りには交互に 獅子と牡丹 がありました。
腰羽目には唐子遊び。
いよいよ真打の胴羽目は、黄石公と張遼。深く緻密な彫りです。
妻飾りにはスズメバチの巣があったので退散しました。素人目に見た感じは古そうでしたがね〜。
実は以前、自宅のベランダに直径15cmくらいのスズメバチの巣が出来た事があって、業者さんを呼んだらステージ2、もう中に子供がいるって事で三万八千円が飛んで行きました〜 ༼;´༎ຶ ༎ຶ༽
刺青師・龍元
コメント
向拝虹梁上に『黄安と琴高』と言うのは珍ですね。
向かって右側の脇障子の上には龍が付いているのでしょうか?
珍ですか〜そう聞くと得した気分になりますね!
そうです。龍が付いてました。