令和三年六月、埼玉県上里町の丹生神社に参拝しました。ここはたんしょうじんじゃと読む様です。
古そうな門がありました。
鬼瓦。
筋の間隔も均等でないし、こういう粘土ねんどした手作り感たっぷりの鬼瓦が好みです。
反対側は隣の家の敷地に入らないと見る事が出来なかったので諦めました。
梁上には龍の彫り物がある様ですが、扁額で頭の部分が隠れてしまってます。
中央の梁の上には、唐獅子牡丹。流れる様な独特な感じ。
その上には天女の天井絵がありました。かなりの美人です。
奥に進んで唐獅子の欄間の裏側。
奥の天井には桐に鳳凰の絵が描かれていました。
門の背面の欄間。
御本殿覆屋を兼ねた拝殿。割と最近建て替えられた様です。
応永年間(1394~1426)創立
永禄二年(1559)現在地へ遷座
御祭神 埴山毘賣命
拝殿内部は綺麗に整頓されています。
天井絵も見事ですね。
御本殿覆屋には格子のはまった窓がありましたが、残念ながら側面は曇りガラスで中が良く見えませんでした。
背面のみ透明なガラス。
胴羽目は二十四孝から大舜。両親に殺されそうになる程の虐待を受けながらも孝行を続けたので、象と小鳥が畑仕事を手伝ってくれます。
彩色が全て剥落して、胡粉もあらかた剥がれ落ちています。相当の年代物だと思います。
側面を見る事が出来なかったのは残念です。なぜ側面だけ曇りガラスなのだろう。
刺青師・龍元
083(2021.07.11)
コメント
onijiiです。
自分も手作りの古い鬼瓦が大好物です!
こちらの鬼瓦は最高ですね!!
素晴らしい!!!
見た瞬間に口元が緩みました。(笑)
今まで見た中で1、2を争う出来ですね。
反対側の鬼瓦も見たかったのですが、隣は民家だし、離れすぎると木の陰に隠れてしまって見えなかったのが残念です。
隣の家は、庭に人が出てれば声を掛けても良いのですが、平日の朝早くに人の家を覗き込んでも怪しまれるだけだと思ったので諦めました。