令和三年二月、東京都江戸川区の下今井稲荷神社に参拝しました。
道路と平行して参道があります。
宝永四年(1707)創建
明治中期 近隣下今井熊野神社本殿として建立
御祭神 宇迦之御魂命
正面扉脇には昇り降りの鯉があります。
向拝中備に彫り物はありませんでしたが、その代わり扉上に唐獅子牡丹。どこかからの流用でしょうか。
胴羽目には見事な彫り物がありました。東京にもまだまだ立派な彫り物が残っています。
応神天皇誕生。
しばらく雨晒しになっていたのだと思われます。すっかりノッペラボウになってしまった神功皇后。
応神天皇を抱く武内宿禰。こちらも顔や大袖がツルツルになってしまってます。
脇障子。これは何でしょう。神官の様ですが。
舌を出している様に見えます。
御本殿左面に回ります。
牛若丸 鞍馬山の天狗より兵法書を授かる。
鞍馬山僧正坊。
牛若丸。後の源義経です。
脇障子。こちらも神官が踊っているみたいな感じです。
背面に回ります。
玉巵弾琴。太真王夫人とも言います。
フンッ!ってしてるみたい。
写真を撮っていると、60代後半と思われる人がカメラを片手にやって来ました。
同好の士だと思って挨拶すると「ここの彫刻すごいね〜」と、石垣に登って鉄柵にしがみついて写真を撮り始めました。
あまり頑丈でない鉄柵にしがみついて壊してしまわないか、何より落っこちて怪我でもしたら、とヒヤヒヤして見てましたが、案の定ずり落ちてどこかをしこたま打った様子で、バツが悪かったのか何処かへ行ってしまいました。
僕は如意棒で撮りましたよ。
いつも細心の注意を払っているつもりですが、それでもあまりカメラに夢中になると危ないと思う事はありますね。特に山の中では気を付けないと、と思います。皆さんもご安全に!
刺青師・龍元
049(2021.03.26)
コメント
onijiiです。
先日対岸の青瀧神社まで行きました。
チェックしてましたが、寄れませんでした。
木目が浮き出て時代を感じさせますね。
東京郊外は住宅がひしめき合っていますが、
江戸時代には田園風景だったのでしょうね。
神社に行くと名残りが感じられますね。
此処は車が停め辛そうですね。私は近くに所用があったので徒歩で行きました。清瀧神社にも行きましたよ。
堤防が高いですね。昔から水害には悩まされて来たそうです。