令和三年新年寺社巡り、茨城県下妻市の赤城神社に参拝しました。
関東一円に分布する、群馬県の赤城山を祀る赤城神社の一つと思われますが、詳細は不明です。
拝殿は無く、覆屋の中には御本殿がありました。向拝中備は波に兎、木鼻は獏のみです。
右面。
胴羽目には二人の老人。一人は軍配を持っていて、もう一人は陽気な表情です。仙人っぽいですが、誰なのかは分かりません。
〜追記(2021.01.21)インスタにあげたら、典拠はないけど「李下に冠を正さず」がぴったりとくるのでは?というコメントをいただきました。他の神社でも似た構図の彫り物を見かけますので、どうやらそれっぽいと思います。 追記終わり〜
〜追記(2023.02.06)やはりこれは「李下に冠を正さず」で間違いなさそうです。絵本寶鑑一巻第二 聖人賢人という頁に、「瓜田不納履李下不整冠」として元絵と思われる絵がありました。
追記終わり〜
脇障子は亀仙人の盧敖。
背面に周ります。
胴羽目は鶴仙人の控鶴。
左側へ。
こちらは何の場面でしょうか。赤い服を着た人は畑仕事をしている様です。部屋の中では誰かが書物を読んでいます。 〜追記(21.01.21)同じくインスタにあげたら、こちらは「晴耕雨読」がぴったりくるのでは?とコメントを貰いました。まさにぴったりです。追記終わり〜
脇障子は鯉仙人の琴高。
やっぱりお正月はどこも綺麗にしてあって気持ちが良いです。
刺青師・龍元
003(2021.01.10)
コメント
左右側面の胴羽目彫刻の題目は24考のどれかかなぁ?と思いましたが、ドンピシャな画は24考には有りませんでした、これは何でしょね?
何でしょうね。
老人二人のはチョット構図が漠然とし過ぎてますが、畑仕事の方は割と特徴的ですね。
専門家でも解らないような物が結構あるみたいですから、今はもう廃れてしまった何かなのかも知れませんね。
まあ、心に留めてればいつか判るかも知れないし、誰かの目に留まって教えて貰えるかも知れませんから、気長にやりましょう。
onijiiです。
もうすっかり記憶から薄れていました。
いい顔つきしてますね。再訪したいです。
背面の胴羽目よく撮れましたね。
感心しました。(笑)
側面の撮影は脚立使用ですが背面には如意棒を使いました。如意棒はぶれ易いし、電池を消耗するのでなるべく脚立を使うようにしています。