令和六年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第三社目 千葉県大網白里市の御嶽神社に参拝しました。
同好の士の一魁斎さんより 公開情報をいただきましたので参拝してきました。
覆屋の窓は素通しガラスですが 頭の上の高さにある上に外側に極厚の格子があるので カメラや視界の角度に制限があり 不可能ではありませんが 外からの鑑賞はかなり困難だと思われます。
お参りを済ませ 総代さんに許可を貰って 中へ入れていただきました。
中へ入ってしまうと 屋根の形は良く見えないのですが 入母屋造だと思います。
左側大棟鬼板部分をよく見ると 鬼面とその上に龍頭がありました。
正面千鳥破風の鬼板にも鬼面。
正面の龍は赤く塗られています。
右側大棟鬼板の鬼面と龍。もしかしたら背面にもあったかも知れませんが 確認しませんでした。
正面唐破風の上にも鬼面。こちらは上に獅子が乗っています。
唐破風の下には力神さま。
向拝中備には龍です。
扉には鳳凰が彫られていて 脇板には上り下りの龍がありました。
立派な御本殿です。
私が熱心に写真を撮るのを見た総代さんが「〇〇大学の人達が調査に来たよ」とおっしゃっていました。
胴羽目は唐獅子牡丹。
右側脇障子は山鵲です。
背面は龍の画。
左面です。
こちらも胴羽目は唐獅子牡丹。
躍動感のあるポーズです。
左側脇障子は松に鷹。
今月21日の9〜11時と毎月第二日曜日9〜10時にも総代さんが詰めていらっしゃるそうです。
多分 お正月も毎年公開してるっぽいです。 興味のある人は確認してみて下さい。
刺青師・龍元
003(2024.01.09)
コメント
onijiiです。
力神はないかな?と先日参拝しました。
胴羽目と脇障子は確認できましたが、
上部は見えませんでした。
力神だけではなく鬼面もあるのですね。
さっそく公開日に行こうと思います。
情報ありがとうございます。
Onijiiさん こんにちは
鬼面は左右と前面に3つ、唐破風の上に1つ、ひょっとしたら背面にもあったのかも知れませんね。
平時の公開は時間が短いですが、ぜひ中へ入って間近で鑑賞してみて下さい。ただ、左右の鬼板がかなり暗いです。