令和五年一月下旬 長野県富士見町の横吹千鹿頭神社に参拝しました。

寛永十八年(1641)勧請
宝暦十二年(1762)再建

覆屋の中には立派な御本殿が鎮座していました。

ギョ‼︎

っとする様な木鼻の獅子と獏。

なんとも言えない 吸引力があります。

超絶技巧の彫り物も良いですが こういうキワモノも大好きです。

向拝中備。これは唐獅子牡丹でしょうか。なぜ上を向いているのでしょうか。私の勘違いでしょうか。

唐破風下の鳥。これは鳳凰なのでしょうか。

脇障子は松に鷹。

何だか不思議な魅力があります。

元々は綺麗な極彩色だったのだろうと思います。

覆屋側面の壁は身長より高く 目視するには脚立の様な物が必要です。

胴羽目は笙を抱えた迦陵頻伽。極楽浄土に住み その声はとても美しいと言われます。

背面に彫り物は無し。

左面です。

こちらは笛を吹く と言うより 咥えている迦陵頻伽。恵方巻きを食べているみたいです。

指がまた良いです。この時代の人も小指を立てていたという事になりますね。それにしても人はなぜ小指を立てるのでしょうか。

迦陵頻伽は人ではないけれど。

こちらの脇障子は竹林の虎です。

決して上手い彫り物ではありませんが 私のストライクゾーンど真ん中 シビレます。

刺青師・龍元
033(2023.03.22)
コメント
木鼻の獅子と獏は個性的で良いですね!!
流派なのか、彫師の癖なのかは?ですが味があって良いですね
胴羽目彫刻に 迦陵頻伽 なんてこれもまた珍ですね!!
おはようございます 錺さん
昔の人は神様とか仏様とかの区別は無かったのでしょうね。
画面からはみ出る雲と迦陵頻伽は芸術というよりアートと言った方が良いかも知れませんね。
onijiiです。
おおこれは痺れますね!
何とも妖しい雰囲気!!
ゾクッとします!!!(笑)
onijiiさん おはよう御座います。
きっとonijiiさんが気にいると思いました。電撃ショックですね。