令和元年長月吉日、埼玉県本庄市の若泉稲荷神社に参拝しました。すぐ近くに神社経営の幼稚園があり、子供達の声が賑やかです。
由緒
御祭神 倉稲魂命
治承四年(1180)奥宮の東本庄稲荷神社創建
天正八年(1590)当地に勧請 社殿建立
明治四十二年(1909)東本庄稲荷神社を合祀
大正十五年(1926)東本庄稲荷神社を還座
拝殿
向拝はあっさりしてます。
裏へまわると良い感じに枯れた色合いの本殿がありました。
本殿
東面。
胴羽目は多分中国由来の画題。仙人っぽいですね。
背面。脇障子には稲荷らしく狐。
胴羽目は黄石公と張遼 張良。 〜追記(2020.08.17)黄石公は普通、馬に乗っているのですが、この馬は牛みたいに蹄が割れています。馬ではなくて霊獣か何かなのでしょうか?ここの他には鴻巣市の三ツ木神社境内社の稲荷社の黄石公の馬も蹄が割れてました。追記終わり〜
西面。
桃と杖を持っている老人は頭の形から言って福禄寿と思われますが、これは一体どういう場面なのか。。。
〜追記(2021.02.01)これは福禄寿三星図の様です。
日本では福禄寿というのは一人の老人で表しますが、元々は福星・禄星・寿星の三星の事。七福神の一人・寿老人というのは三星の内の寿星の事です。追記終わり〜
明治の終わりから大正にかけて合祀したり、還座したり。埼玉県神社庁のサイトや Wikipedia を見ると、色々あった様で中々シビれますな。私はこういうの好きですが、ここには詳しく書きません。興味のある方は調べてみて下さい。
刺青師・龍元
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