令和三年十一月中旬、長野県南牧村の海尻諏訪神社境内社に参拝しました。
長野県から山梨県に抜ける佐久甲州街道、大型トラックの行き交う国道141号沿いに鎮座します。

鳥居をくぐってすぐ左側にあります。

シンプルな向拝。社殿がやや右に傾いています。

可愛らしい象と獅子の木鼻。

恵比寿大黒の置き物。良いお顔をしています。


妻壁、支輪、胴羽目、脇障子と、私が廻る神社の中では比較的あっさりとした彫り物です。

胴羽目は唐獅子牡丹。

巻毛クルクル。

背面には支輪に瑞雲の彫り物が有る他に彫り物は無し。


左面胴羽目は、後ろ脚で背中を掻く愛嬌のある唐獅子。

大事なモノが見えてしまわない様に、上手い事お尻を毛で隠しています。


刺青師・龍元
152(2021.12.03)
コメント
onijiiです。
あれー、南牧村の海尻諏訪神社?
先日ネットで、こちらの石祠に鬼面が
あると見つけたばかりでした。(笑)
恵比須大黒の顔にほっこりしますね。
背中を掻く唐獅子がユニークですね!
初めて見ました。(笑)
私もこの記事を書く時に色々調べて鬼面の事は知りました。現地では全く気が付きませんでしたね。
たまに立派なモノをぶら下げた狛犬が有るそうですが、この獅子はお股を上手く隠していますね。