令和五年四月上旬 群馬県片品村の築地神社に参拝しました。
神社の詳細は不明です。
中を覗くと御本殿が三棟あり 右の大きいのが築地神社だと思われます。
お目当ては左側の武尊神社。正面から見ると何の変哲もない 普通の御本殿です。
まず木鼻。獅子と象ですが 象の造形が少し変です。
反対側の象はちゃんとしているので 左側のは欠損したか何かで 後から本職でない人が作ってはめたのでしょう。
扉脇板は鯉の滝登り。
胴羽目には仙人が彫られていました。
乗鶴仙人です。かつては壮麗な彩色が施されていたと思われます。
巻物を広げているので 費長房としておきます。
木階には燭台が置かれています。
横窓はなく あったとしても御本殿が密集しているので 残念ながら真横から鑑賞する事はできませんでした。
背面に彫り物は無い様です。
右面です。
こちらも斜めからなのが惜しいですが 胴羽目は乗亀仙人。
乗亀仙人には かつて黄安と盧敖という別の仙人がいましたが 習合してしまって今では区別できない様です。
どういう訳だか 顔が真っ黒です。
田園に囲まれたのどかな所に鎮座します。
刺青師・龍元
049(2023.05.01)
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