令和五年一月下旬 長野県茅野市の白山神社に参拝しました。

神門ではなく 仁王門です。

頭の大きいユーモラスな仁王様です。阿形。

吽形。

白山神社御本殿には千手観音立像が安置されていて 神仏混淆時代の信仰形態を示しているらしいです。

でも 僕のお目当ては境内社。御柱に天満宮と書いてありますが 多分それは隣の石祠の事だと思うので こちらの境内社の社号は分かりません。


見事な向拝の龍です。

覆屋は亀甲金網で保護されていますが 撮影にはそれ程支障はありません。

脇障子は松に鷹。

信州の神社らしく 縁下は非常にあっさりとしています。

胴羽目は唐獅子牡丹。

動きがあって素晴らしい出来の獅子です。

大瓶束力神さま。


背面には特に大きな彫り物はありません。



大瓶束の力神さま。

こちらの胴羽目も唐獅子牡丹です。

牡丹の蕾を咥えています。

脇障子は松に鷹。

通常 胴羽目が獅子だと少し物足りない感が残るのですが かなり腕の良い人の作なのでしょう 非常に勉強になりました。

刺青師・龍元
029(2023.03.10)
コメント
onijiiです。
こちらは群馬の先輩から教わりました。
彫刻は躍動感があり素晴らしいですね。
古い石造りの仁王像は、素朴があって
大好物です。ありがとうございます。
長野県の力神は30ヶ所ほどチェックし
てますが、関東同様流行ったようです。
左右で腕を変えていて、面白いですね。
onijiiさん おはよう御座います。
こういう境内社はグーグルマップに載ってない事が多いので、群馬の彫刻探知機と異名と取る方の真骨頂というか本領発揮と言った所ですね。
この仁王像は賛否両論みたいですね。私はキライではありません。
北信東信はほとんど行き尽くしてしまったので、これからは南信を攻めてみようと思います。でも遠いんですよね。。。