2019年3月下旬、長野市戸隠の戸隠神社宝光社を訪れました。
戸隠神社
戸隠神社とは宝光社・火之御子社・中社・九頭龍社・奥社の五社の総称で、戸隠山の中腹にあります。奥社・九頭龍社は何回か行った事がありますが、宝光社は初めて。
前の日の晩に長野のお客さんから得た情報では雪はもう無いとの事でしたが、いざ行ってみると道路が真っ白。どうやら、夜のうちに降った様です。
地元の車はまだ冬タイヤなのでビュンビュン行きますが、私は先々週ノーマルタイヤに換えてしまいました。ゆっくりゆっくり走る軽トラを見付けて後ろをピッタリとつけて、何とか宝光社に到着しました。
宝光社
南向きの神社です。
一の鳥居をくぐるとそこは真っ白でした。
車がノーマルタイヤなら、私の足は革のエンジニアブーツで靴底はツルツル、まるで装備がなってません。そう言えば、いつか冬に奥社に行った時はスノーブーツで行ったなぁ。
社殿
やっとの思いで、階段を登り切るとそこには大きな社殿がありました。
御祭神 天表春命(アメノウワハルノミコト)
康平元年(1058)奥社より遷祀奉斎
彫師 北村喜代松
向拝水引虹梁上には龍。その上に鶴。その上には麒麟。唐破風の縣魚は鳳凰。
持送りには犀が彫ってあって、木鼻は 獅子と獏、虹梁の端には亀。
亀はよく見えませんが、獅子 も 獏 も犀もちゃんと左右で阿吽の形になっています。
水引虹梁底面の錫杖彫りにも 龍。
手挟みにも 龍。やっぱ彫り物と言えば 龍 ですね。刺青も 龍 が一番人気ですし、私が彫り物巡りを始めたのも 龍 を勉強するためです。
組み物の間には 唐獅子牡丹。
案内板によると社殿をぐるりと十二支が彫られている様でしたが、雪で足の踏み場も無く、ブーツをダメにしたくないので(根性なしめ)、犬と猪だけ。
帰り道
登ったら降りなければなりません。
足の悪い人には登りよりも降りがキツイとは言いますが、足場の悪い階段では健常者にとっても降りは厳しいっス。
大座法師池
帰りの車で峠道の降りも心配でしたが、もう除雪が終わっていました。除雪車の人に感謝!
途中にある大座法師池は凍っていました。
刺青芸術工房 龍元洞
刺青師・龍元
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