令和三年五月、埼玉県春日部市の立野天満宮に参拝しました。
元久年間(1204~05)創建
享保十一年(1726)当地へ移転
寛政元年(1789)現本殿再建 左甚五郎一門の手によると伝えられる
御祭神 菅原道眞公
拝殿正面から中を覗くと立派そうな御本殿がありました。幣殿の窓のところには布がかけられています。
裏へ廻ります。ありがたい事に、御本殿覆屋の格子の嵌ったガラス窓からは御本殿を覗く事が出来ました。
御本殿右面。
胴羽目は梅と鶴をこよなく愛する林和靖。
背面には残念ながら窓がなかったので斜めから。
何やら手前には馬がいる様です。
反対側から。
こちらにも手前に馬がいます。中央には人物がいて瓢箪を下に向けている様に見えます。という事は、通玄先生こと張果老の瓢箪から駒でしょうか。
御本殿左面。
胴羽目は李白観瀑。
お賽銭泥棒様へ
毎日チェックしてるからお賽銭はありませんよ。被害に閉口しております。
という趣旨の張り紙がありました。とんだ不届き者がいたもんです。
刺青師・龍元
079(2021.06.26)
コメント
左側の脇障子は外れ掛かっている感じですね、左前の柱が見えないので左側の胴羽目彫刻も外れ掛かっているのかなぁ?と思いました。肉厚で立派な彫刻なので外れる前に見に行きたいと思います。情報ありがとうございました。
本当ですね。拝殿から覗いた写真を見ても左面の胴羽目は外れかかってます。さすが良く観察してますね。
錺さんに情報提供出来たなんて光栄です ( ̄^ ̄)ゞ
onijiiです。
手持ちの地図帳には無かった神社ですが、
ネットで調べて行きました。
保存状態がいいですね。
硬い木、特有の艶がありますね。
賽銭泥棒とは、罰当たりな輩がいるもんです。
きっと禍があると思います。(笑)
鑑賞と保存の両方の観点からガラス窓密閉覆屋が1番ですね。
掃除が前提条件になりますが。。。
中には賽銭箱ごといかれちゃう事も有る様で。
とんだ出費になりますね。
賽銭箱を廃止している所も多いですね。