令和五年七月上旬 栃木県宇都宮市の白山神社に参拝しました。
御祭神 菊理姫命
拝殿内部には何もありません。
御本殿覆屋は頭の上まで板張り。手を伸ばせば写真を撮る事はできますが 如意棒を使用しました。
立派な御本殿が鎮座していました。ここの前に参拝した中里白山神社と同じく 正面扉の裏側には右大臣左大臣が描かれている様です。
胴羽目は天岩戸。須佐之男命の狼藉に腹を立てて 岩戸に篭ってしまった天照大神を誘い出す為に 神々はどんちゃん騒ぎをします。
岩戸の前で踊って天照を誘いだす役目の天鈿女と 記紀ではこの場には居なかった筈の猿田彦神。
外の様子が気になった天照が岩戸を少しずらすと すかさず手力男神が扉をこじ開けます。
背面に廻ります。
胴羽目は破損していました。多分 龍が彫られていたのだと思います。
左面。
虎の親子。
清水を飲む子虎。
今の今まで親虎・子虎一匹づつだと思っていましたが 子虎がもう一匹いました。
脇障子は両側とも鷹。
夏は暑いので 集中力を保つにはこれ位の神社がちょうど良いです。
刺青師・龍元
076(2023.07.23)
コメント
いつも楽しく拝見しております
天鈿女神と並んでいる神様は
思金神ではないでしょうか
コメントありがとうございます。
思金神ですか。
この鼻を見たら猿田彦神だと私は思うのですが。。。
記紀ではこの場には居なかった筈なのですが、寺社彫刻では天鈿女と猿田彦は対になる事が多く、浮世絵の天岩戸にも頻繁に登場し、中には猿田彦神と詞書付きの物も見掛けます。なのでこの時代には定番の登場人物だったのかなと考えています。