令和六年 新年寺社彫刻巡礼の旅 第二十二社目 千葉県香取市の稲荷神社に参拝しました。
御由緒など神社の詳細は分かりませんでした。
御本殿は透き屏で囲まれています。
アレっ 胴羽目彫刻が無い!
と 一瞬思いましたが 浅彫りの鳳凰が彫られていました。牡丹が合わせてあるので もしかしたら鸞かも。
脇障子のこの人たちはどなた達でしょう? 上の人は眉間の前に拳骨を構えて 何かを念じている様。
下の人の前には何か肌色の物があります。色塗った人も何だか分からなかったんだろうな。
組物間の蟇股には あっち向いてホイに興じる人達。
残念ながら背面に大きな彫り物はありません。
左面胴羽目上の蟇股は欠損しています。
こちらの胴羽目は 桐と合わせてあるので 鳳凰で間違いないでしょう。
こちらの脇障子も一体どなたなのか分かりません。
洋装の人が 拳を振り上げている様に見えます。目が青いし。。。
彩色は本当に難しくて お母さんがお爺さんになったり 鶴がチャボになってしまったり 塗師が彫刻を理解していないと まったく別の物になってしまう事があります。
それはそれで面白いんですが。。。
刺青師・龍元
023(2023.03.04)
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