令和七年四月中旬 埼玉県行田市の久伊豆神社に参拝しました。

文明年中(1469〜87)創建
御祭神 大己貴命 事代主命 軻遇突智命 素盞嗚命 奥津彦命 奥津比賣命 火産霊命 倉稲魂命 罔象女命 市杵島姫命 瑞津姫命 田霧姫命 八衢彦命 八衢姫命 大日孁貴命 菅原道眞公 源家康公 句句迺知命 伊弉諾命 伊弉册命 菊理姫命

唐破風下の兎。

中備は子引き龍です。

なかなか精緻な彫りの龍です。

木鼻の龍も良い感じ。吽形。

阿形。

が お目当ては他にあります。
隣には 境内社とは思えない程に立派な鳥居と社殿の 赤飯伊奈利神社がありました。

詳細不詳

立派な唐破風の懸魚。

中央は 狐に跨り稲穂を抱えた人物。

狐に跨る人物といえば 荼枳尼天を思い出しますが これは少し違う様な感じ? 倉稲魂命かな? いずれにしても珍です。

中備も狐です。

実はお目当てはここでもありません。
お目当ては ようやく見つけた 小さな小さな境内社。

中備は狐だし 狐の置物が供えてあるので 稲荷神社なのだと思います。

正面扉脇の龍。

明治四二年に町内の26社を久伊豆神社に合祀したそうなので その内の一社の御本殿かも知れません。

地面直置き 腰ほどの高さの小さな御本殿です。

胴羽目は唐獅子牡丹。

二つもつぼみがあって 将来大輪の華を咲かせる事でしょう。

前が重たいのか 少し前方に傾いでしまってます。

背面には 残念ながら彫り物はありません。

やはり直置きだと湿気を吸い上げてしまって あまり長くは保たなそうです。

こちらも胴羽目は唐獅子牡丹。

ガオー!


こんな小さな木鼻です。

正面扉脇の龍。

朽ちていく社殿は見るに忍びないですが どうしようもありませんね。

なるたけ多くの人の目に触れる様にお祈り致します。
刺青師・龍元
048(2025.07.12)
コメント
こちらは未確認情報でした、ありがとうございます
龍元さんの指が大きいのか(笑)社殿が極小なんですね
こちらはOさん情報ですね。
小さいだけでなく地べた直置きなので、しゃがんで写真を撮るのに苦労しました。
私の親指はホモ・サピエンスのモンゴロイド人種男性としては標準的な大きさと思います。