数年前からコツコツ進めていた 背中額彫り刺青「流水点字」が遂に完成しました。
このお客さんは年に数回、山口県から新幹線で通ってくれました。
東京に友人がいるという事で、週末を利用して上京。去年は2〜3回だったかな?足掛け3年か それ以上掛かったと思います。
諦めなければ 必ず仕上がります。
流水点字(るすいてんじ)
「流水点字」というのは、数えきれない程ある空海伝説の一つ。空海というのは高野山を開いた高僧・弘法大師の事ですね。空海は書道の達人で「弘法も筆の誤り(名人も間違える事がある)」という諺で有名な人です。
「水面に字が書けるかい?」
そう言いながら 少年は龍という字を小川に書いた。
不思議な事に字は流れずに水面に留まった
最後に点を打つと 文字は轟音を立てて巨大な龍に成り
空へ飛び立った。
少年は文殊菩薩の化身だったのである。
次は脚に行きたい と言っていました。
刺青師・龍元