令和四年新年寺社彫刻巡礼の旅、五社目は栃木県那珂川町の戸隠神社です。
神職さんか氏子さんか境内を掃いてらっしゃる方がいたので、挨拶をして参拝。
大同元年(806)勧請
嘉永三年(1850)本殿造営
御祭神 天手力雄命
御本殿は透明アクリル板で覆われています。
胴羽目は唐獅子牡丹。見えづらいですが二匹いますね。アクリル板はまだ新しく透明度は高いです。が、アクリルはガラスと違って柔軟性があるので、どこから狙ってもクニョクニョとした歪みが反射してしまいます。
背面・左面には胴羽目彫刻はありませんでした。
「裏に廻る人見たのはあなたが初めてだよ」
「彫刻が好きなんですよ、ここの凄いですよね」と言うと嬉しそうに「日光の東照宮の流れの人が作ったんだよ」と教えてくれました。アクリル板はキツツキ対策との事。
ん〜、キツツキが相手じゃ仕方無いですね。大切に守ってくださって感謝です。
刺青師・龍元
005(2022.01.11)
コメント
onijiiです。
えっ、獅子いたんですか?2匹も!
花としかメモしてませんでした。
よく見ると、巻き毛だし、下の方に
顔がありますね。(笑)
彫刻に興味を持つまでは、拝殿で
お参りしたら帰ってました。
何ともったいないことを・・・。(笑)
私も二匹目は写真を見るまで気づきませんでした。
神社の隣に住んでても彫刻の存在を知らなかった、なんて人もいますからね。まあ、かくいう私も関東にこんなに沢山の彫り物が残されているなんて、彫刻巡りを始める前は思いもしませんでした。