令和五年六月上旬 埼玉県鴻巣市の大野神社に参拝しました。

天慶元年(938)創建

向拝には見事な鳳凰と龍の彫り物がありました。

御本殿覆屋には頭上はるか高く窓があるきりで 中を窺い知る事はできません。

でも ここのお目当ては境内左奥に鎮座する境内社の一つ。社号は分かりません。

だいぶ廃れてきていますが 屋根が架けられているので しばらくは保てそうです。

木鼻の獅子。

横向きの木鼻は象です。

右面。

胴羽目は紗綾形の地紋彫りに杜若です。

回廊や持ち送りも外れてしまってます。

身舎柱にも地紋彫りがしてあります。

左面も同じ構成。


外れてしまった脇障子が裏を上にして倒れてましたが どうやら鳥が彫られている様です。

何やら 同名アイドルのファンの間では聖地らしいです。でも香取神社ではそんな話は聞きません。数があり過ぎるんでしょうね。
刺青師・龍元
064(2023.06.09)
コメント
こんなに朽ちていても、じゃあ取り壊そう ってならない所が、宗教施設の良いところ?ですね
祟りを恐れて 言い出せないのだと思いますが。 神仏への信仰心が薄れているので、崩れたら危ない と言い出す方が出てきたら、すぐにでも取り壊されてしまいそうですね。
私と同名の神社が入間市にあり、勝手に聖地と思ってます。2回しか行ってませんが。
例祭の時に伺い、わけて頂いた お守り を財布の中に入れていたのですが、なくなってしまいました。
錺さん おはよう御座います。
信心からではなく「祟りを恐れて」というのはいかにもありそうですね。まあ、祟りを信じるのも信仰の裏返しかも知れませんが。逆に「崩れたら危ないから取り壊しちまえ」というのもいかにもありそうですね。
修繕しながら末長く祀るというのが理想ですが、手間もお金もかかりますね。