令和三年新年巡礼の旅、七社目は茨城県つくば市の八坂神社に参拝しました。
![八坂神社鳥居](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_4644-1.jpg)
慶安四年(1651)本殿建立
享保十年(1725)再建
御祭神 須佐之男命
![八坂神社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_6278-1.jpg)
裏へまわるとナント!覆屋の上の方まで隙間なく板が張ってあります。
![八坂神社](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_6279-1.jpg)
でも全面板張りは右面だけで、背面・左面の板張りは頭の上の高さまででした。ああ、良かった。
![八坂神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5869-1.jpg)
胴羽目は竹の様です。
![竹](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/67543-1.jpg)
脇障子のこれは西王母でしょうか。
![西王母](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5882-1.jpg)
大分傷んでいる様です。
![西王母](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5879-1.jpg)
向拝中備には龍。
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5868-1.jpg)
左側から見た龍。
![向拝の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5856-1.jpg)
向拝柱には精緻な地紋彫り。
![八坂神社御本殿](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5855-1.jpg)
前方から見た時には海老虹梁が無いんだなぁ、なんて思っていたのですが、珍しい事にここは海老虹梁ではなく、繋虹梁で向拝斗栱の上から繋いであります。加工が楽なのかなぁ。
![繋虹梁の龍](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5859-1.jpg)
身舎の斗栱間には虎と犀の彫り物。
![八坂神社御本殿左面](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_6281-1.jpg)
胴羽目は扇子の形で紅葉。彫った部分が周囲から浮き出てるタイプではなく、ただ、図柄を彫っただけ。かなり手間を省いていますね。彫りも浅いです。
![紅葉](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5861-1.jpg)
比べると脇障子の方はしっかりと彫り込んであります。巻物を広げているこちらのお二人はどなたでしょうか。
![八坂神社御本殿左側脇障子](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/5875-1.jpg)
巻物には鳳凰が彫ってあります。
![巻物](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5876-1.jpg)
背面胴羽目は松の木。胴羽目三面で松竹に紅葉ですね。松竹梅はよく目にしますが、松竹に紅葉も割と見られる意匠です。
![松](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/IMG_5863-1.jpg)
墨書がいくつかありましたが、どれも滲んだり擦れたりしていて読めませんでした。↓これは筑波郡だけ読み取れます。
![墨書](https://ryugendo.tokyo/wp-content/uploads/2021/01/4567890-1.jpg)
刺青師・龍元
007(2021.01.15)
コメント
onijiiです。
勤務先にどんどん近づいてきました。(笑)
寺社巡りを始めたばかりの頃行きました。
胴羽目や脇障子などの名称も分からず、
ただ彫刻があるだけで凄いなあと・・・。
あらためて見ると、それほどでもなかった
ようですね。(笑)
近づいてるのですね。
この日はここら辺をウロウロしていましたよ。
彫り物の宝庫ですね‼︎
羨ましい限りです。