令和元年霜月吉日、長野県立科町の諏訪神社に参拝して来ました。先月初旬からタトゥーコンベンションで忙しかったので、久々の参拝です。
紅葉した銀杏の黄色が鮮やかでした。
少しずつ寒くなって来ましたが、参拝には寒い位の方が身が引き締まって良いですね ♫ 車で回っているからこんな事言えるんですけど。20歳の頃、夜中明け方に自動二輪で通勤をしていた事がありますが、冬の二輪はマジ死にます。
鳥居
拝殿
木鼻の 獅子。随分と長髪です。
由緒
祭神 建御名方命(たてみなかたのみこと)
創建年不明
文化十五年(1818)現在の社殿建立
案内板によると初代立川和四郎富棟の弟子の田中圓蔵(1774−1851)が建てたとなっています。文脈から考えれば棟梁は圓蔵ですが、彫り物が誰の作なのかは明確な記述はありません。
東向きの神社です。
本殿
裏へ回ると覆い屋がありました。
本殿北面
海老虹梁は波。うっすらと丸みを帯びて柔らかい感じが良く出ている様に思います。実は龍も鯉もいない、こういう単純な構図にこそ作者の力量が出るんじゃないか、と私は常々思っています。
妻の二重虹梁には宝尽くし。丁子・宝珠・宝袋・打ち出の小槌・宝珠 ですか。
胴羽目は紅葉に金鶏。
腰羽目はこれもまた単に波。組物間には鳥。花が梅なので鶯だと思います(多分)。
脇障子にも鳥。鳥って難しいです、何だろコレ?多分、鷹?
背面には彫り物はありませんでした。
本殿南面
妻の二重虹梁間にはこちらも宝物。隠れ蓑・隠れ笠・宝珠。
胴羽目は松に鶴。
こちらの脇障子は撮り忘れてしまったので、本殿の写真から切り取って拡大。画像が荒くなってしまいました。画題は「松に鷹」(多分)。
どこの神社も遊具があったりして長閑な雰囲気なのですが、平日に回るせいか私は子供に出くわした事が一度もありません。
刺青師・龍元
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