令和二年九月吉日、栃木県小山市の間中稲荷神社に参拝しました。
御由緒
創建年不詳
正徳五年(1715)現本殿建立
向拝には定番の龍がありました。なかなか良い感じですね。
裏へ廻ります。御本殿覆屋には金網が張ってありましたが、このサイズの網なら撮影には問題ありません。
御本殿は彩色されています。
脇障子には竹林の虎が彫られていました。彩色も悪くありませんね。
妻部分には力神。こちらは吽形。
胴羽目は高砂です。
鶴と亀。
右面胴羽目は李白観瀑。
阿形の力神。
300年以上前の彫り物なのに、保存状態はかなり良いです。彩色のお陰もあるのでしょうね。色も丁寧に塗られていて、大事にされて来たのだと思います。
きっと拝殿向拝の龍は違う人が彫ったんじゃないかなぁと思いますが、証拠がある訳ではありません。
刺青師・龍元
218(2020.10.07)
コメント
onijiiです。
小山市は栃木県の調査の最初の地域です。
力神を見つけ大喜びしたことを思い出します!
木鼻の籠彫りを初めて見て、どうやって彫った
のかな?と不思議になりました。
彩色がとても綺麗ですね。本職の方の修復だと
思いました。ここは二度行きました。(笑)
仙人さんの「いったい何を」には笑いました。
自分も素朴な疑問があります。
鶴仙人は空を飛んでいる?
鯉仙人は水の中を泳いでいる?
不思議な光景です。
もっと近くに来てちょうだい・・・。(笑)
力神は栃木が一番多いんじゃないですか?
彫りはまだそれ程洗練されていない頃の彫り物ですが、彩色に救われている感じですね。
仙人は道教の神様の様なもの、と言いますが、仏教やキリスト教の様にあれしろこれしろというのは無い様ですね。ただ長生きして魔法を使えるだけ。何のため?と考えてはいけないのかも知れませんね。