令和三年三月、長野県佐久市の諏訪神社に参拝しました。伴野神社のすぐそばの神社です。
拝殿は非常にあっさりとしています。
御本殿。
佐久市の神社らしく、海老虹梁の龍、鳥の胴羽目、鬼面で飾られた御本殿です。
胴羽目は松に鷹。
脇障子の仙人は桃を持っているので、西王母の蟠桃園から桃を盗んだ東方朔だと思います。
海老虹梁の龍。佐久市では大隅流が多い様に思いますが、ここは違う様です。立川流かも知れないと思いますが根拠はありません。
鬼板には佐久市定番の鬼面。同じく佐久市の塚原諏訪神社、勝手神社の鬼面と似ています。
胴羽目三面に紅葉に鹿。ちょっと内容が薄いです。。。
御本殿左面。
両脇に遊具があったので脚立も如意棒も使わず撮影できました。
胴羽目は鷹。とまっている木が何の木かは分かりません。
脇障子は剣に乗った鍾離権。鍾離権の師匠の呂洞賓も同じ術を使う事があります。この術が何の役に立つのかは分かりません。
海老虹梁の龍。似た鬼面がある塚原諏訪神社・勝手神社は共に海老虹梁の龍もここの龍と良く似ています。
なので、三社は鬼面だけでなくその他の彫り物も同じ彫師の作なのかも知れません。と、あまり色々推測を重ねるととんでもない事になりそうです。
刺青師・龍元
052(2021.04.01)
コメント
onijiiです。
全体的にシンプルな印象の神社ですね!
その中でひときわ目立っている鬼面!!
素朴さが堪りませんね!!!
そう思っているのは自分だけ?(笑)
あっちも、こっちも、そっちも・・・。
行きたい所がありすぎて、困ったもんです。
未開拓の茨城県北部の調査を始めました。
私も鬼面は大好きですよ。鬼面には素朴な魅力がありますね。
いよいよ茨城県北部ですか!私は茨城県はまだ北も東も桜川市止まりですね。西部南部に未訪問の神社が沢山あるので、到達するのはまだまだ先になりそうですが、沢山発掘して頂けると幸甚です。
ところで最近、群馬県南牧村の砥山神社に参拝したのですが、非常に珍な鬼面を発見したので近日中にアップしますね。もしご存知なければお楽しみに。