令和五年九月中旬 新潟県新潟市の熊野神社に参拝しました。
御祭神 素盞雄尊
向拝の龍です。
頭に鉢巻き巻いて やる気マンマンの鈴右衛門。
前方開口部から中を覗くと 立派な御本殿が鎮座しているのが見えました。
向拝の龍です。拝殿の龍とは違う人の作品の様です。
脇障子は応龍です。
元々は玉眼だった様ですが 今は失われていて 虚ろな眼窩が怖いです。
覆屋側面には透明ポリカの波板が張られていて レンズ径の大きいカメラは歯が立たず スマホカメラです。
胴羽目は 楠木正成正行親子 桜井駅の別れ。
波板の僅かな隙間からスマホで撮影。スマホカメラは ズームはダメですが標準・超広角はけっこう綺麗です。
二重虹梁間には麒麟がありました。
残念ながら背面に胴羽目は無し。
左面です。
胴羽目は二十四孝から 楊香。
二重虹梁間には麒麟 組物間には唐獅子です。
脇障子の応龍。
こちらも玉眼が取れてしまったのかと思いましたが よく見ると 奥の方に目玉がある様す。
楊香の虎の目はちゃんと嵌っていました。
木鼻の獅子も玉眼。
向拝の龍の目は取れてしまっている様です。
熊野神社の左側には境内社がありました。
御本殿が二棟あり 若宮社と諏訪神社という事の様です。
どちらが若宮社で とちらが諏訪神社なのかは分かりませんが 右側の御本殿に彫り物がありました。
向拝の龍です。
熊野神社の拝殿の龍とも御本殿の龍とも違う人の作品の様です。
木鼻の獅子。
右側脇障子は 獅子の子落とし。
左側脇障子は 獅子の滝行でした。
この近辺は 良い彫り物がある神社がある事はありますが 密度が低くて移動に時間が掛かってしまうのが難です。
刺青師・龍元
103(2023.11.09)
コメント
背面に胴羽目彫刻が無いと残念な気持ちになりますが、撮影困難な構造の場合は、背面に胴羽目彫刻が無いと変に ほっと してしまいます。
鈴右衛門さんが写っている写真の正面?の隙間から如意棒を使っての撮影ですね?上下左右に微妙に位置をずらしながら何十枚も撮影撮影されたのだと想像しています、ご苦労様でした。
おはよう御座います 錺さん、
そうですね。胴羽目が無いと残念な筈ですが、撮影困難な時はホッとしますね。
胴羽目の写真はスマホです。覆屋側面後ろの方のコンクリート基礎部分の切り返し部分に細い隙間があったので、そこからiPhone+自撮り棒で撮りました。背面にも開口部がありますが、少し距離があります。やはり横方向は不安定になりますから、そういう時は軽いスマホが手軽で便利です。