令和二年六月吉日、群馬県高崎市の辛科神社に参拝しました。
隋神門
隋神門には狛犬がいました。
普段は狛犬は撮らないのですが、ここのはすごく個性的でした。左右とも阿形です。
御由緒
大宝年間(701−703)創建
寛文元年(1661)現本殿再建
享保十五年(1730)現拝殿建立
寛政九年(1797)隋神門建立
御祭神 須佐之男命
拝殿
向拝には龍の彫り物。その下にいつもの人の千社札。
龍の裏には「池山正春之作」の銘がありました。調べると、大正から昭和にかけて活躍した彫師で、高崎の和田町・九蔵町の山車などに作品を残しています。なので、この人はこの龍だけなのでしょう。
御本殿
御本殿には廻り縁は無く、脇障子もありませんでした。
左面胴羽目は呑んでも呑んでも酔わない不思議な妖怪「猩々」
背面胴羽目は「二見ヶ浦」?まあ多分、夫婦岩である事は間違いないと思います。
右面は「鶏」
案内板によると御本殿は約360年前の再建なので、その時の彫り物なのかな。やっぱり画題の選択や構図の取り方が、まだまだ洗練されていない時代の作品の様な気がします。素人の意見です。
刺青師・龍元
144(2020.07.07)
コメント