榛名神社 其の一 隋神門 三重塔

隋神門 神社仏閣
隋神門
プロフィール

彫師歴四半世紀余。東京六本木にて刺青芸術工房龍元洞を主宰。
日本のみならず、世界中で日本伝統刺青に注目が集まる中、世界の刺青大会に参加、北米・南米・欧州・豪州など各国の刺青師と交流。日本古来伝統の手彫りの技術の継承・研鑽とともに、日本文化の紹介にも力を注いでいます。

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令和元年六月 群馬県高崎市の榛名神社に参拝しました。

この日は時折雨がパラパラ来ましたが、傘は必要ない程度。無料駐車場に車を停めて、商店街を抜けると鳥居が見えて来ました。

榛名神社鳥居
榛名神社鳥居

鳥居をくぐると案内板と地図がありました。結構歩く様です。

榛名神社境内図
榛名神社境内図

隋神門

弘化四年(1847)再建
国指定重要文化財

元々は運慶作と伝えられる仁王像が置かれた仁王門だったそうですが、神仏分離令により仁王像は焼かれ、現在は随神像が祀られています(高崎市ウェブサイトより)。焼いてしまうなんて、なんという事をしたのだ。

隋神門
隋神門
隋神門唐破風縣魚 松鶴
隋神門唐破風縣魚 松鶴
隋神門唐破風縣魚 鳳凰
隋神門唐破風縣魚 鳳凰

門をくぐると参道が伸びています。

参道

緑に囲まれて空気がうまい(気がする)。道の脇には榛名川が流れています。平日なので人は少ないですね。ゴールデンウィークは大変だった様ですが。

参道
参道

ゆっくり10分ほど行くと三重塔が見えて来ました。

参道

三重塔

神宝殿 県指定重要文化財 慶長五年(1600)建立
慶応四年(1868)の神仏分離令による廃仏棄釈運動の取り壊しの難を逃れ、明治二年(1869)再建(高崎市ウェブサイトより)。

三重塔

どうしてなのか 獅子 だけ金ピカ。

三重塔木鼻

蟇股には彩色の十二支が彫られていました。

鼠と大黒様の小槌
鼠と大黒様の小槌
牛の後ろの木は柳でしょうか
牛の後ろの木は柳でしょうか
虎には笹
虎には笹
卯
ウサギに波とは因幡の白兎を思わせます
ん〜普通過ぎて言葉がない
ん〜普通過ぎて言葉がない
蛇に松か
蛇に松か
野を駆け巡る馬
野を駆け巡る馬
なぜ向こうを向いているのだ?
なぜ向こうを向いているのだ?
猿と桃
猿と桃
よく見ると鶏の向こうにもう一羽別の鳥がいる
よく見ると鶏の向こうにもう一羽別の鳥がいる
犬と言われれば犬
犬と言われれば犬
ニヤニヤしちゃいます
ニヤニヤしちゃいます

さらに進み、参道突き当たり左を見ると滝がありました。う〜ん、修学旅行気分でなんかウキウキするな。

瓶子の滝(みすずのたき)
瓶子の滝(みすずのたき)

滝の反対側、突き当たり右側にはいよいよ双龍門が見えます。

双龍門
双龍門

其の二に続く

刺青師・龍元

(2019.07.02)

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